東京商工リサーチが「2024年の全国企業倒産件数」を発表し、1万6件との結果が出ました。
11年ぶりに1万件を超す結果となりました。
中小企業だけでなく、日本電解(株)という上場企業ですら倒産の件数に含まれているのですから、大企業だからといって安心できる時代ではなくなってきています。
(ただ日本電解に関しては色々な噂があるため、一概に判断できない事情がありますが、今回は触れないでおきます。)
物価上昇に歯止めがかからず、人手不足や最低賃金の引き上げなどによる人件費上昇も相まってコストが増加したことが要因とのこと。
これに関しては、コロナという世界的に非常事態が起こった数年前に本来であれば倒産していた企業が、補助金等で延命できてしまっていたこと。
そのいわゆるボーナスタイムが終了し、競争力のない企業が淘汰されただけ、このような見方をする方もいます。
確かにそれも一理あるでしょう。
ただし、今後も物価上昇や人件費上昇といったトレンドは継続していくはずです。
そうなれば今は大丈夫、もしくは未だ耐えれている企業もどうなるか分かりません。
ではどうしていけば良いのでしょうか?
企業が生き残っていくために何をしていくことが必要なのでしょうか?
値上げによる価格転嫁やコストカットを行なっていくこと&ニーズを理解し自社の製品・サービスのブランドや価値を高めていく。
それも勿論重要ですが、それはどの企業も今までやってきているはずです。
自社の数字や収益構造を理解し、資金繰りや損益分岐点&収支分岐点ベースで売上を設定していくことも、基本中の基本としてやってきているはずです。
改めて私のような個人ブロガーに指摘されるようなことを、やってきていない企業は存在しないはずです。
では、何が必要になってくるのでしょうか?
私は”変化に対応していく”ことが大事だと考えています。
先ほど述べたことは全て方法論です。それに過去それで成功事例がある&再現性のあるやり方なだけです。
これからもっと予測不可能な、私たちの想像をはるかに超えていく事態が起こっていくでしょう。
その時に機動的に、柔軟に変化に対応していくことが生き残っていく術になると、私は思います。
ダーウィンの進化論でも、「進化して生き残った生物は強者ではなく変化していったものだ」と定義されています。(違ったらごめんなさい🙇♂️)
ですので、変わることを恐れず課題や壁を乗り越えていきましょう!
せっかく会社を立ち上げて事業を軌道に乗せてきたのですから、どうせだったら続けていきたいですよね?
こんな時代の流れで頓挫するようなことって納得できないですよね?
もしそのような思いがあるのであれば、変化していきましょう!
何か一つでも変えていきましょうよ!
経営者の方だけでなく、会社員やパートなどの方にも同じことが言えます。
生き残っていくために、未来をより良くしていくために、何か一つでも些細なことでも構いません。何かを変えていきましょう。
周りの環境は変えられないのですから、せめて自分自身だけは、自分の裁量で変えれる部分だけは手を加えていきましょうよ!