「SWOT分析」が経営者の羅針盤!たった5ステップで会社を大儲けさせる”魔法のツール”
どうも、なおモンです。
みんなは、「SWOT(スウォット)分析」って聞いたことある?
会社員の人なら、もしかしたら聞いたことがあるかもしれない。でも、ほとんどの人は「なんか難しそう…」「うちには関係ないかな」って思ってるんじゃないかな。
昔の俺もそうだった。
独立したての頃は、「俺の感覚がすべて!」「気合いと根性があれば大丈夫!」って、完全にイケてると思い込んでた。
でも、現実ってのは甘くない。
仕事がうまくいかなくて、気づいたら売上も利益も下がって、どうしていいか分からなくなったんだ。
そのときに出会ったのが、この「SWOT分析」。
正直、「こんな当たり前のことを、なんで今までやってこなかったんだ…」って思ったよ。
でも、この分析のおかげで、俺は自分の事業を客観的に見つめ直すことができたし、次に何をすべきかが明確になった。
今回は、このSWOT分析が、なぜ経営者にとって最強の”羅針盤”になるのか、そして、たった5つのステップでどうやって会社を大儲けさせるのかを、俺の経験も交えながら、超わかりやすく解説していくよ。
SWOT分析って、何者?
SWOT分析とは、会社のことを知るための、超シンプルなフレームワーク(考え方)だ。
以下の4つの頭文字を取って、SWOTって呼ばれている。
- Strength(強み)
- Weakness(弱み)
- Opportunity(機会)
- Threat(脅威)
強みと弱みは、会社の中にあるもの(内部環境)。
機会と脅威は、会社の外にあるもの(外部環境)。
この4つの要素を書き出して、それぞれを掛け合わせる(クロスSWOT分析)ことで、具体的な戦略を立てていくんだ。
なぜSWOT分析が超重要なのか?
「わざわざこんなことやらなくても、なんとなく分かってるよ」って思うかもしれない。
でも、SWOT分析には、経営者が大儲けするための重要なメリットが詰まってる。
- 現状を客観的に把握できる自分の会社を、自分の都合のいいように評価してないか?
「なんとなくうまくいってないけど、まあ大丈夫でしょ」って放置して、気づいたら手遅れ…なんて状況を避けることができる。数字やデータに基づいて、徹底的に客観視することが重要だ。 - リサーチが習慣化されるSWOT分析をやるには、会社の内部だけでなく、市場のトレンドや競合の動き、顧客のニーズなんかを徹底的に調べる必要がある。
これを定期的にやることで、自然と「戦略的な経営」ができるようになる。 - 行動に根拠が生まれる「とりあえず頑張る!」だけじゃ、もう通用しない。
「うちのこの強みを活かせば、市場のこのチャンスを掴める!」とか、「この弱点を改善すれば、競合に勝てる!」みたいに、行動の根拠が明確になる。
ちなみに、国が実施している中小企業向けの支援事業でも、このSWOT分析は必ずと言っていいほど使われている。それだけ、経営改善において普遍的で有効な手法ってことだ。
【5ステップ】SWOT分析で大儲けする実践法
じゃあ、実際にどうやってSWOT分析をやるのか。
難しく考える必要はない。たった5つのステップでできる。
ステップ1:徹底的にリサーチする
これが一番重要。
社長の「感覚」や「思い込み」は捨てる。
売上や利益率、顧客からのクレーム内容、社員の意見…とにかく会社の内部情報を数値で集める。
同時に、世の中のトレンド、競合他社の最新情報、業界のニュース、顧客の購買行動の変化など、外部情報も根掘り葉掘り調べる。
「客観的な事実」だけをノートに書き出していこう。
ステップ2:情報を4つの枠に整理する
集めた情報を、SWOTの4つの枠に分類していく。
ここで大事なのは、「内部」と「外部」をしっかり区別すること。
- 強み・弱み:自社がコントロールできること
- 機会・脅威:自社ではコントロールできないこと
例えば、「自社の商品がヒットした」は強みだけど、「市場が伸びている」は機会だ。
これを混同しないように整理していこう。
ステップ3:クロスSWOT分析で戦略を立てる
いよいよ本番。4つの枠を掛け合わせて、具体的な戦略を練る。
- 強み × 機会:
自社の強みを使って、市場のチャンスを掴む戦略→ 例:「高品質な商品」という強みで、「健康志向の高まり」という機会を掴む。 - 弱み × 機会:
弱点を補強して、市場のチャンスをモノにする戦略→ 例:「マーケティングの弱さ」を補強するために、外部のマーケターと組んで、「SNS市場の拡大」という機会を活かす。 - 強み × 脅威:
強みで外部の脅威を乗り越える戦略→ 例:「独自の技術力」という強みで、「競合の低価格攻勢」という脅威から身を守る。 - 弱み × 脅威:弱点がある中で、脅威の影響を最小限にする戦略→ 例:「資金力の弱さ」を認識し、「景気後退」という脅威に備え、コスト削減や事業規模の縮小を検討する。
って長々と書いたけど、具体例がなければイメージがつかないかもしれない。
そこでクロスSWOT分析の具体的な戦略立案を挙げていこう。
「なおモン流」で、架空のラーメン店を例に、クロスSWOT分析の具体的な戦略を立てるための表を作ってみた。
この表を見れば、「強み」と「機会」をどう掛け合わせるか、「弱み」と「脅威」にどう対処するか、一目で理解できるはずだ。
【実践編】なおモン流「クロスSWOT分析」で戦略を立てる
ここでは、地域密着型の小さなラーメン店を経営していると仮定して、SWOT分析で洗い出した要素を基に、具体的な戦略を立てていく。
| なおモンラーメン | 機会(O) ・近所にラーメン屋がない ・健康志向の高まりで野菜が注目されている ・SNSでの情報発信が有効な時代になった | 脅威(T) ・有名チェーン店が近くに出店するかもしれない ・原材料価格の高騰 ・人手不足でアルバイトが集まらない |
| 強み(S) ・オーナーが元レストランシェフで、独創的なメニューが作れる ・化学調味料を使わないスープが自慢 ・アットホームな接客 | 【SO戦略】強み×機会(攻めの戦略) 1. 独創性で差別化する→ 独創的な「野菜たっぷりヘルシーラーメン」を開発し、健康志向のニーズに応える 2. SNSでファン化を促進 → オーナーの経歴や、スープへのこだわりをSNSで発信し、ファンを獲得する | 【ST戦略】強み×脅威(競合優位の戦略) 1. 価格競争から脱却する → 化学調味料を使わない「本物の味」を訴求し、チェーン店との価格競争に巻き込まれないブランディングを行う 2. 接客力で顧客を囲い込む → チェーン店には真似できない、丁寧でアットホームな接客でリピーターを増やす |
| 弱み(W) ・従業員がラーメンに関して素人が多い ・アルバイトの入れ替わりが激しい ・宣伝方法がチラシ配りしかない | 【WO戦略】弱み×機会(弱点克服の戦略) 1. 調理の標準化 → 誰でも同じ味が出せるように、ラーメン作りのマニュアルを作成し、技術的な弱点をカバーする 2. SNS活用で宣伝強化→ 専門家やインフルエンサーに協力を仰ぎ、SNSでの情報発信を強化する | 【WT戦略】弱み×脅威(最悪の事態回避の戦略) 1. 事業縮小を視野に入れる → 人件費や原材料費の高騰が続く場合、営業時間を短縮したり、メニュー数を絞り込んだりして、事業規模を縮小し、リスクを最小限にする 2. チェーン店の動向を注視する → 有名チェーン店の出店動向を常にチェックし、最悪の場合は閉店も視野に入れて準備を進める |
どうだろう?
この表を使えば、ぼんやりと見えていた「やること」が、一気に具体的なアクションに変わったんじゃないかな。
もちろん、これはあくまで一例だ。
君の会社の「強み」「弱み」「機会」「脅威」は、この例とは違うはず。
まずは、自分の事業のSWOTを徹底的に洗い出して、この表に当てはめてみてほしい。
きっと、今まで見えなかった新しい道が開けるはずだ。
ステップ4:具体的な行動計画と目標に落とし込む
戦略を立てたら、それを実行するための具体的な行動計画(アクションプラン)にする。
そして、その行動計画が達成できたか測れるように、数値目標(KPI)を設定する。
「売上を増やす」だけじゃダメ。
「3ヶ月で新規顧客を50社獲得する」「1日30件、チラシを投函する」みたいに、誰が見ても分かるくらい具体的に落とし込むんだ。
ステップ5:実行と改善(PDCAを回す)
計画は立てて終わりじゃない。
アクションプランを実行し、定期的に目標を振り返る。
目標が達成できていなければ、「なぜできなかったのか?」を分析して、改善する。
そして、半年に一度、または年に一度は、SWOT分析そのものを見直す。
このPDCAサイクルを回し続けることで、会社は成長し続けることができるんだ。
「そんなことやったって、儲からないでしょ?」
「SWOT分析なんて机上の空論でしょ?結局、現場の営業力がすべてじゃない?」
「そんなことする暇あったら、一件でも多くお客さんのとこ行った方がいいだろ!」
こんな意見、ごもっともだと思う。
俺も昔はそう思ってた。
でもさ、地図を持たずに航海に出て、風任せで進む船と、
地図と羅針盤を持って、目的地を定めて航海する船、
どっちが早く、確実に目的地に着くと思う?
SWOT分析は、その「地図」と「羅針盤」なんだ。
がむしゃらに頑張ることも大事だ。でも、その努力の方向性が間違っていたら、いつまで経っても成果は出ない。
「どこに向かって、何のために頑張るのか」を明確にするためのSWOT分析は、決して無駄な時間じゃない。
まとめ
今回は、会社の羅針盤となるSWOT分析について話してきた。
- SWOT分析は、会社の「強み・弱み」と、外部の「機会・脅威」を客観的に分析する最強ツール。
- なんとなくの経営を卒業し、明確な戦略と行動計画を立てるために不可欠。
- 「リサーチ」から「実行・改善」まで、たった5つのステップで会社を成長させられる。
正直、SWOT分析は、経営者だけがやるものじゃない。
会社員でも、自分のキャリアプランを考えるときに使える。
自分の「強み」と「弱み」を分析して、世の中の「機会」と「脅威」を理解する。
これをやるだけでも、自分の人生の羅針盤になってくれるはずだ。
現状に不満があるなら、ただ愚痴を言ってるだけじゃ何も変わらない。
まずは自分と、そして自分のいる場所を客観的に分析してみよう。


