【投資初心者向け紹介】”円高メリット銘柄” だけど今は買うな！【日本株】

『投資をもっと楽しく身近に』をコンセプトに、投資未経験の方にも参考になるような企業紹介をしていくコーナーです。

今回取り上げる銘柄は、証券コード【9843】ニトリホールディングスです。

「お、ねだん以上。ニトリ」のキャッチコピーで有名な、家具やインテリア用品のなど幅広く生活用品を手掛ける企業です。
原材料や製品を輸入している内需企業になります。

今回はそんな『ニトリホールディングス』、の事業内容や現在の指標面、狙うとしたら何時か？、といった私個人の見解を交えながらお届けしてまいります。
先にネタバレしてますが、タイトルにもあるように今の段階で投資するのはやめておいた方が良いと思っています。
その理由も併せた投資判断の参考に、是非最後までお付き合いください。

それでは本題に参ります。

Table of Contents

事業内容＆業績

ニトリは従来の「製造小売業」と呼ばれる事業モデルに、物流機能とITをプラス。
商品の企画や原材料の調達から、製造・物流・販売に至るまでの一連の過程を、中間コストを極力削減しながらグループ全体でプロデュースする新たなビジネスモデル「製造物流IT小売業」を確立しています。…ニトリHPより抜粋

業績に関しては、今年5月に発表された本決算にて過去最高売り上げを叩き出すも、減益となっています。
これは為替による影響が大きく、仕入れ及び在庫への為替影響が業績にマイナスに作用しています。
※ちなみに2023年期が最高売り上げに見えますが、これは決算期の変更により13ヶ月で見て売り上げ計上したため、こうなっています。

株価＆各指標面

PERは22.2倍、PBRは2.28倍と割高な水準です。
株価も18,100円と、とても手を出せる金額ではありません。

いくら先日、日銀の利上げ発表後一時前日比5.6％高と急騰したとはいえ、長期で見ると絶賛下落中となっています。
前述したように、仕入れ＆在庫に影響する為替が円高に向かう兆しが見え業績改善期待が高まったとはいえ、実際に株価として上昇するかどうかは微妙です。
決算発表にてそれらの懸念材料が解消され、ちゃんと利益が出せそうな様子が発表された後に投資しても遅くはないと思います。

配当利回りは0.84％。実は20期連続の増配を行なっている企業です。

株主優待

ニトリホールディングスは株主優待制度を実施しています。
内容は、株主お買物優待券を年1回発行し、全国のニトリ・デコホーム・島忠・ホームズ及びNプラスの各営業店舗でお買物をすることができます

株主お買物優待券の発行基準

保有年数	保有株式数（基準日現在）	株主優待券の種類	贈呈枚数
1年未満	100株以上	1枚につき 10％割引	5枚
1年以上	①100株以上（但し、②に該当するものを除く。）	1枚につき 10％割引	10枚
1年以上	②500株以上	1枚につき 10％割引	15枚