年商〇億円の会社に銀行が求める「現金」と「純資産」のリアルな基準
「会社の経営、なんかうまくいってない気がする…」
「売上は伸びてるのに、なぜか手元にお金がない…」
って、漠然とした不安を抱えている社長さん、けっこう多いんじゃないでしょうか。
俺も昔、会社…ではないんだけど、フリーランスでやり始めた頃は、同じようなことで悩んでた。
売上を追うことばかりに夢中で、自分の「足腰」である現金預金や純資産については、正直、まったく無頓着だったんだよね。
でもある時、事業拡大のために融資を受けようと銀行に相談に行ったら、担当者に言われたんだ。
「あなたの財務状況だと、ちょっと…」
一瞬、何のことかわからなかった。
だって、売上は前年より増えてるし、利益も出てる。
なのになぜ?
その時、初めて知ったんだ。
売上や利益だけじゃなくて、銀行が本当に見ているのは、「体力」なんだってことを。
そして、その体力を示すのが「現金預金」と「純資産」なんだ。
今回は、YouTubeで学んだ、銀行が「この会社、強いな」と評価する具体的な目安について、俺なりの解釈を加えて解説していくよ。
【Point 1】固定費6ヶ月分が「生き残る」ための最低ライン
まず、銀行が一番気にしているのが「この会社、もし売上がゼロになったら、どれくらい生き残れるんだろう?」っていうこと。
災害やパンデミックなど、いつ何が起きるかわからない時代だからこそ、この「サバイバル能力」がめちゃくちゃ重要視されている。
で、そのサバイバル能力を測る基準が「固定費の6ヶ月分」なんだ。
売上がなくても、家賃や人件費などの固定費は発生する。
もし手元に現金預金がなければ、すぐに資金ショートして倒産…なんてことになりかねない。
だから、会社の体力をつけるために、最低でも固定費の6ヶ月分、できれば2年分の現金預金を目標にしようって話。
ちなみに、年商ごとの目安は以下の通り。
| 年商 | 月間固定費の目安 | 目標とする現金預金 |
| 1億円 | 約400万円 | 2,400万円(固定費6ヶ月分) |
| 3億円 | 約1,000万円 | 6,000万円(固定費6ヶ月分) |
| 5億円 | 約1,500万円 | 9,000万円(固定費6ヶ月分) |
| 10億円以上 | 約2,500万円 | 1億5,000万円(固定費6ヶ月分) |
この表を見て、「え、うち全然足りないんだけど…」って思った人もいるかもしれない。
でも大丈夫。今からでも遅くない。
まずは自分の会社の月間固定費を洗い出して、そこから逆算して目標額を設定することから始めてみよう。
【Point 2】社長の”覚悟”が問われる「純資産」の重要性
現金預金と並んで、もう一つ銀行が超重要視しているのが「純資産」だ。
純資産っていうのは、簡単に言えば「返済の義務がない、自社のお金」のこと。
資本金や利益の積み重ねで増えていくものだ。
なんでこれが重要かというと、会社の経営がうまくいってないときでも、この純資産を切り崩して事業を継続できるから。
銀行からすると、「この社長は、会社にちゃんと自分の資本を入れているな」とか、「過去にしっかり利益を出して、会社にお金を残してきたんだな」っていう、社長の経営手腕や覚悟を測るバロメーターにもなるんだ。
借金(他人資本)に頼りすぎず、自力でしっかり稼いで、会社にキャッシュを貯めていく。
これが、銀行から信頼される会社の理想的な姿なんだ。
【Point 3】会社の規模に合わせて銀行と「お付き合い」する
次に、会社の成長ステージに合わせて、どういう銀行と付き合っていくべきかについて。
これは、俺が昔、「なんでうちみたいな小さい会社に、メガバンクは相手してくれないんだ…」って悩んでいた時に、もっと早く知りたかった情報だ。
年商1億円くらいの会社は、まずは日本政策金融公庫や信用金庫、信用組合と仲良くしておくのがおすすめ。
これらの金融機関は、中小零細企業にも親身になって相談に乗ってくれることが多い。
年商3億円くらいになってきたら、第二地方銀行や商工組合中央金庫(商中金)にも視野を広げてみよう。
特に商中金は、中小企業のための金融機関だから、資金調達の相談には強い味方になってくれる。
そして、年商5億円以上になったら、第一地方銀行や日本政策金融公庫の中小企業事業部門も活用できる。
さらに年商10億円を超えてくると、ようやくメガバンク(都市銀行)も取引先の候補になってくる。
ここで大事なのは、「一つの銀行に依存しない」こと。
複数の銀行と付き合っておくことで、もし一つに断られても、他の銀行に相談できる。
会社の規模が大きくなるほど、リスクヘッジのためにも複数の銀行と取引することが重要になる。
「でも、わざわざ複数の銀行と付き合うのって面倒じゃないですか?」
「メガバンクと取引しなくても、地方銀行だけで十分じゃないですか?」
って思った人もいるかもしれない。
もちろん、面倒くさい気持ちはめちゃくちゃわかる。
だけどね、人生っていつ何が起きるかわからない。
災害や予期せぬトラブルで事業が傾いたとき、取引が一つしかないと、その銀行にすべてを握られてしまう。
いわば、一つの銀行が「命綱」になってしまうんだ。
そんな状況、怖くない?
俺は、こういうリスクをできるだけ分散させておくべきだと思ってる。
複数の銀行と付き合っておくことは、単に融資の選択肢を増やすだけじゃなくて、会社の経営をより安定させるための「保険」なんだ。
【まとめ】自分の会社は「どれくらい生き残れるか」で考えよう
今回は、会社の安定性や銀行評価につながる「現金預金」と「純資産」の目安、そして金融機関との付き合い方について解説してきた。
結局、銀行が知りたいのは「この会社は、将来に向けてどれだけ成長する見込みがあるのか」と「そのために必要な資金を、安全に返済できる体力があるか」ってこと。
だから、まずは自分の会社の月間固定費をしっかり把握して、そこから目標となる現金預金の額を算出してみよう。
そして、その目標に向かって、堅実に利益を積み重ねていく。
もちろん、資金調達は会社の成長にとって欠かせないものだ。
でも、その前に、まずは自分の会社の「体力」を客観的に見つめ直すことが、未来の成功への第一歩だと俺は信じてる。
【編集後記】
この記事が、今まさに経営のことで悩んでいる人の、現状打破のきっかけになったら嬉しい。
俺もまだまだ勉強中だけど、今回の話を聞いて「あ、うちって意外とヤバいかも…」って思った人は、ぜひこれを機に、自社の財務状況を棚卸ししてみてほしい。
ちなみに、YouTubeの動画では、今回の内容以外にも、資金繰り表のテンプレートとか、さらに詳しい情報が紹介されているらしい。
こういう情報を積極的に取りに行って、自分の会社の未来は自分で切り拓いていこうな!


