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【最悪期脱出か?】製薬会社大手の『アステラス製薬』の今後は?

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医薬品国内2位。開発技術起点の研究開発体制。前立腺がん薬が柱。遺伝子・細胞治療技術育成 ※四季報オンラインより抜粋

製薬会社の大手企業『アステラス製薬』。
配当を増やし続ける累進配当を打ち出しているわけではありませんが、(私が調べた限りでは)2010年以降の配当金に関しては減配なし、そして増配し続けています。

企業のHPには「企業価値の持続的向上に努めるとともに、連結ベースでの中長期的な利益成長に基づき、安定的かつ持続的な向上に努めるとともに、自己株式取得を必要に応じて機動的に実施し、資本効率と還元水準の向上を図っていきます。」
と書かれており、配当だけでなく自社株買いも積極的に行なっていく姿勢であることからも、株主還元が手厚い企業であることが伺えます。

そういったことからも、高配当株投資家から人気が高い同社。ですが、昨年8月時点につけた株価2,270円をピークに、ここ最近まで株価が下落し続けていました。

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こうした下落につながったのは、主力製品である前立腺がん治療薬の「イクスタンジ」、こちらの特許が2027年に切れてしまうことが大きな要因です。
現在のアステラス製薬の売り上げのほとんどを、この「イクスタンジ」が担っています。大黒柱と表現しても良いくらいの稼ぎ頭です。

そんな製品が特許切れを迎えてしまえば、後発薬品にシフトする流れが起きるため、必然的にアステラス製薬の売り上げが減少してしまいます。
そうなれば、企業としての成長性に疑問が生じる事態になりますし、配当金に関しても今までと同水準を維持することが難しくなることが懸念されます。配当金は、基本的には企業の利益から出されるのが健全な状態だからです。

ただ、アステラス製薬も重々これからの状況を理解しているので、すでに対策を打っています。
他製品の売り上げを伸ばしていく企業努力をしたり、米国の製薬企業を買収したり、といったことを行っています。
ですが、買収したことで今まで鉄壁だった財務体質が弱くなっていることも事実です。以前まで無借金経営だったのですが、今では有利子負債倍率が上昇していたり、自己資本比率が大幅に低下していたりと、財務面での懸念事項も増えました。

そして最も大きな出来事といえば、今年の4/12に急遽発表された「2024年3月期の連結純利益予想を前期比97%減の30億円(従来予想は580億円)に下方修正」というニュースでしょう。
この発表を受けて休日を挟んだ4/15、株価は5%超安の1,400前半まで窓を開けて急落しました。

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ただその後は下値切り上げとは言えないまでも、1,480円を支えに株価が反発しています。
これは先々の懸念事項が既に株価に織り込まれたことと、減益しながらも配当金に関しては増配、このことが好感されたことによる反発だと私は思っています。

今後はどうなるか?

「だとしたら、今はアステラス製薬の株は買っても良いのか?」こう聞かれたら、私は「買い時」だと答えます。

ここまで書いてきたように、アステラス製薬に関する展望は決して明るいものではありません。
しかし、そういった悪い材料は今の時点で、ある程度出尽くした状態であると考えてます。少なくとも短期間に置いては、これ以上悪化する材料は出てこないだろう、こう思っています。

もちろん、それは株価にとって大きく動く材料は出尽くした、という意味です。財務体質の悪化や売り上げ縮小の懸念は消えていません。配当金目当てで投資する際は、減配ないし無配転落してしまうこともあると思います。その際は、そういったことも考慮して投資をしないといけません。
※とはいえ、利益剰余金(今まで積み上げてきた会社の利益)がまだまだあるので、短期的な配当金の支払いに関しては可能ではないか、と思っています。

私自身、アステラス製薬の株を5月に株価1,500円近辺の時に買い増しています。相場の格言に「落ちるナイフを掴むな」という言葉があります。まだ買い増した段階では、アステラス製薬はまさに落ちるナイフでした。
ですが、「それでもいい!」と覚悟を決めて投資しました。今はまだその判断が功を奏し、株価も順調に上昇しています。
(まぁそれ以前に買ってた分があるので、平均取得単価で見ればマイナスなんですけどね…💦)

そしてSBI証券が提示している「週刊買付金額ランキング」というものがあります。簡単に説明すると「新NISAで買われている(人気の)銘柄一覧」です。
数ヶ月前までは、このランキングにアステラス製薬がランクインしていました。ですが、今はありません。
つまり、大多数の人の関心が薄れている、銘柄になります。得てして、投資のパフォーマンスを上げるのは、人々の関心が薄れた(興味をなくした)タイミングで、投資をすることだったりします。
今の状況はアステラス製薬に投資をするには、悪くないタイミングだと個人的に考えてます。

記事作成時点(7/2)のSBI証券 習慣買付金額ランキング

ただし、先行きが不安なのは紛れもない事実です。もしかしたら今後新たな不安材料が出る可能性もあります。
なので、決算発表や今後のニュース次第では売却を検討することもあるかもしれません。引き続き動向を注意深く監視していきながら投資して行きます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は【製薬大手企業であるアステラス製薬の今後は?】というテーマでお届けして参りました。

投資を検討する際の参考になりましたでしょうか?
もしよろしければ、他の記事を読んでいただけたり、お友達に紹介していただけると嬉しいです。

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今回は以上になります。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

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なおモン
閉塞感を感じている現状を変えるべくブログを開設しました noteもやってますので、よろしければ下のリンクから覗いてみてください ※当ブログにはプロモーションが含まれています。

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