なぁ、みんなの会社、本当に大丈夫か?
給料はちゃんと出てるし、社長も元気そうだし、きっと安泰だろう。
そう思ってるなら、ちょっと待ってくれ。
自分自身そこまで長生きしたわけではないけど、「まさか、あの会社が…」って思うような会社が、突然倒産するのを何度も目の当たりにしてきた。
最初はみんな、「うちの会社に限って」って思ってるんだ。
でも、倒産ってのは、ある日突然、雷が落ちるみたいに起こるもんじゃない。
まるで、ゆっくりと沈んでいく豪華客船みたいに、小さな兆候がいくつも現れて、最後にドカンと沈むんだ。
今回、俺が脱・税理士の菅原さんのYouTube動画を見て、改めて背筋が凍った。
「そうそう、これなんだよな…」って、心の中で何度も頷いた。
今日は、その菅原さんが語っていた、「倒産する会社に見られる10のヤバい兆候」を、みんなにシェアしたいと思う。
これは、自分の会社が安全かどうかをチェックするためにも、取引先の会社が信頼できるかどうかを見極めるためにも、絶対に知っておくべき話だ。
もし、この記事を読んで、一つでも当てはまるものがあったら、真剣に考え直した方がいいかもしれない。
【長続きしない】倒産前の「危険な兆候」5選
1. 「営業力がない」運任せの紹介に頼り切っている
「うちの会社の仕事は、ほとんどが紹介で成り立ってるから、安泰だよ」
社長がこう言ってたら、マジでやばい。
確かに、紹介で仕事がもらえるのはありがたいことだ。でも、それはあくまで「他人の運」に乗っかってるだけ。
もし、その紹介がピタッと止まったら、どうする?
長続きする会社ってのは、自分たちの力で、新しい顧客を開拓する力がある。
それがなければ、いつか必ず息詰まる。
2. 数少ない取引先に頼りすぎている
取引先がたった1社、2社しかない会社、または特定の取引先に売上の大部分を依存している会社は、非常に危険だ。
「いやー、あの社長とは長年の付き合いだから、絶対に切られないよ」
そう言ってる社長も、俺はたくさん見てきた。
でもな、取引先からしたら、君の会社は「数ある取引先の一つ」でしかないんだ。
相手の都合で、いつ取引を打ち切られてもおかしくない。その時、会社は一気に傾いてしまう。
3. 調子の良いことばかり言う社長
「来年、事業がめちゃくちゃ伸びるから、みんなに車をプレゼントするぞ!」
「近いうちに、めちゃくちゃ良い仕事の話が舞い込んできそうなんだ!」
こういう根拠のない楽観的な発言を連発する社長、みんなの周りにもいないか?
もちろん、夢を語るのは大事だ。でも、根拠もなく、決まってない話をまるで決まったかのように話す社長は、たいてい数年後にはいなくなってる。
なぜなら、そういう社長は、現実から目を背けて、都合の良い妄想の中に生きていることが多いからだ。
4. 銀行融資が受けられなくなる
これは、かなり危険なサインだ。
銀行は、会社の将来性を見て融資を行う。
その銀行から「将来性がない」と判断されて融資が受けられなくなるってことは、もう会社の信用が地に落ちてるってことだ。
そして、融資が受けられなくなった会社が次に行うのは、決算書を良く見せるための「粉飾決算」だ。
でも、粉飾決算なんて、プロの税理士が見れば一発で見抜ける。
5. めちゃくちゃ忙しいのに社員を増やさない(むしろ減る)
「うちの会社、最近めちゃくちゃ忙しくてさ!」
社長がこう言ってるのに、社員が増えないどころか、減ってる。
これ、一見矛盾してるように聞こえるだろ?
でもな、これには理由がある。
それは、「儲からない仕事ばかりを請け負ってる」からだ。
忙しいけど利益が出てないから、新しい社員を雇う余裕がない。
「忙しい=儲かってる」じゃないってことを、俺たちは肝に銘じておくべきだ。
【末期状態】最終的に倒産へと向かう兆候5選
ここからは、もう会社が末期状態にある、「最終的な兆候」だ。
6. 社長の車が安価なものに変わる
これは、かなり分かりやすいサインだ。
高級車に乗っていた社長が、突然、軽自動車などに乗り換える。
これは、手元資金がなくなった社長が、高級車を売却して、その売却益を支払いに充てている可能性が高い。
家はすぐには売れないけど、車はすぐに現金化できる。
社長の車の変化は、資金繰りの悪化を示す、隠しきれないサインなんだ。
7. 税金と社会保険料の滞納
会社が支払いに困ったとき、まず最初に行うのが、税金と社会保険料の滞納だ。
なぜなら、これはビジネスの相手に直接迷惑をかけるわけじゃないからだ。
「少しの間だけ…」って、軽い気持ちで滞納し始める。でも、一度滞納し始めると、もう止まらなくなることが多い。
8. 取引先への支払いが遅れる
「支払いを1ヶ月だけ待ってもらえませんか?」
この言葉が出てきたら、もう手遅れだ。
ここまできたら、正常な状態に戻ることはほとんどない。この時点で、取引先は支払いの回収を厳しく行うべきだと菅原さんは警告していた。
9. 社長が「留守」を使うようになる
電話をかけても、社長がいつも「留守にしております」と言われる。
これは、税務署や年金事務所、または取り立ての電話から逃げ回っている可能性が高い。
携帯電話にも出なくなることが多い。
会社にいても「留守」を使うようになったら、経営者はもう戦うことを諦めてるってことだ。
10. ボーナスや給料の未払い
まず、ボーナスカットから始まり、各種手当が削減される。
そして、最終的に、社員への給料の支払いが滞り、やがて停止する。
こうなると、社員は一人もいなくなり、事実上の事業終了だ。
俺は、ここまでになる前に、みんなには自分の会社を見極める目を持ってほしい。
「でも、うちの社長は大丈夫だと思う」っていう反論に対して
はい、きたきた。この手の反論は、一番危険だ。
「うちの社長は、すごく真面目だし、社員思いだから、絶対にそんなことない」
うん、わかる。俺も自分の会社を愛してるし、社員のことを心から大切に思ってる。
でもな、倒産は「社長が良い人かどうか」で決まるんじゃない。
会社の経営状況は、「数字」で決まるんだ。
いくら良い社長でも、経営判断を間違えたり、時代の変化に対応できなかったりすれば、会社はあっという間に傾く。
そして、その傾きを一番最初に見つけるのは、社長自身じゃない。
外部の人間、つまり銀行や取引先、そして税理士なんだ。
もし、君がこの記事を読んで「うちの社長に限って…」って思ったなら、それはただの「現実逃避」だ。
俺の答え
この反論に対して、俺はこう答える。
「倒産は『社長が良い人かどうか』ではなく、『会社の数字が健全かどうか』で決まる。」
人生は、選択の連続だ。
安泰だと思って、何も考えずに会社にしがみつくか。
それとも、現実を直視して、自分の未来を守るための行動を起こすか。
この一つ一つの選択が、1年後、3年後、5年後の君の未来を創っていくんだ。
まとめ:自分の人生のハンドルを握れ
今回の話、まとめるとこうなる。
- 倒産は突然起こるのではなく、小さな兆候が積み重なった結果だ。
- 社長の言葉や行動だけでなく、会社の数字や外部からの評価に目を向けることが重要だ。
- 自分の人生を守るためにも、会社の状況を冷静に見極める力を持とう。
もし、今日の記事を読んで、少しでも「俺も自分の未来を考えなきゃな」って思ってくれたなら、それは最高の喜びだ。
俺はみんなの人生が、誰かの人生の一部じゃなく、自分自身の人生になることを心から願っている。
じゃあな!