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【アナリスト達が警告!】中国株の急騰は過大評価か?

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中国政府が打ち出した大々的な景気刺激策。
具体的な内容としては、金利引き下げや市中銀行の預金準備率の引き下げ、巨額の株式流動性支援、不動産価格の長期下落を終わらせる、などが含まれています。

この発表を機に中国株の急騰が止まりません。

実際に公約を実行するかどうかはさておき、相次ぐ経済・金融・市場支援策で投資家の信頼感が回復し、中国株は9月下旬から急騰しています。
香港株の指標ハンセン中国企業株(H株)指数はこの1カ月で30%余り上昇していて、今存在する株式指標の中で世界最高のパフォーマンスを遂げています。

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出典:Bloomberg

そんな中国株ですが”懐疑的な”見方が広がっていて、
多くの銘柄がすでに割高な水準に達していることを懸念する声もあります。

数々のアナリストがこのように述べています。

インベスコの香港・中国担当最高投資責任者(CIO)、馬磊氏
「短期的にはセンチメントがオーバーシュートする可能性があるが、ファンダメンタルズに回帰するだろう
「この上昇の影響で、一部銘柄は実際に、歴史的な高水準に過大評価されている」
馬磊氏は今年に入り比較的数少ない中国強気派の一人だったが、「今は投資を急ぐ必要はない」との見解を示しています。

アジア太平洋地域チーフ・マーケット・ストラテジスト、タイ・フイ氏
「経済活動と信頼感を押し上げるためには、追加的な政策措置が必要だろう。これまでに発表された政策は、レバレッジ解消プロセスを円滑に進めるには寄与するが、バランスシート修復がまだ必要だ」

野村ホールディングスは「株価上昇はすぐにブームからバーストに変わる可能性がある」と警告。かなり悲観的な見方をしています。
そして「2015年と同様に株式市場の熱狂の後に大きな値崩れが起きる」とも警告しています。

以上のようにアナリストは今の中国株については過熱感があると分析にしています。
過熱しすぎた株式相場というのは、いずれ本質的な価値に収斂していきます。
つまり平均くらいに落ち着く、ということです。

それなのにゴールドマンサックスは中国株の投資判断を「オーバーウエート」に引き上げ、政策措置を実施すれば、中国株はさらに15-20%上昇する可能性があるとの見方を示しました。

気が狂っているとしか思えません!もう一度チャードをご覧ください。

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出典:Bloomberg

改めて見ても、明らかにおかしい伸び方をしていますよね?
不動産バブルの崩壊や中国経済の減速から、株価が下落し続けていた状況の中、景気刺激策を打ち出しただけで株価が上がるのは、些か気が早い気がします。いくら株価が経済の先行指標とはいえ、です。

急激な上昇の後は必ずと言って良いほど”急激な下落”が待ち受けています。
中国の実態経済に明るい兆しが見えてこない以上、この株価上昇は一過性、しかもすぐに下落していく、というのが今の私の考えです。

経済の専門家でも、投資のベテランでもありませんが、このようなイメージを持っています。

中国が今、株式の崖に向かって進んでいるのか?はたまた離陸するため(更なる上昇のため)に坂道を登っているのか?自分なりの考えや情報収集をして判断していきたいですね。

今回は以上になります。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

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なおモン
閉塞感を感じている現状を変えるべくブログを開設しました noteもやってますので、よろしければ下のリンクから覗いてみてください ※当ブログにはプロモーションが含まれています。

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