株式市場
13日の米国株式相場は主要3指数全て上昇、続伸しました。
金融緩和の恩恵が期待できる銘柄へのローテーションが更に進みました。
これまで強気相場を率いてきた大型ハイテク株を上回るパフォーマンスを今日景気に敏感な銘柄が見せました。
小型株のラッセル2000指数は2.5%上昇。
S&P500の均等加重バージョンであるS&P500イコールウエート指数は、時価総額加重平均を上回り、株高の裾野が広がるとの期待を持たせました。
株式 | 終値 | 前日比 | 変化率 |
---|---|---|---|
S&P500 | 5626.02 | 30.26 | 0.54% |
ダウ工業株30種 | 41393.78 | 532.07 | 1.30% |
ナスダック | 17683.98 | 114.30 | 0.65% |
チャートではこんな感じです。
S&P500

NYダウ平均

ナスダック

ラッセル2000

ヒートマップはこのような状態になっています。

債券市場
米国債市場は上昇。債券市場では数日前に消えたと思われていた50bp利下げの観測が復活し、市場に織り込まれました。
国債 | 直近値 | 前日比(bp) | 変化率 |
---|---|---|---|
米30年債利回り | 3.98% | -0.5 | -0.13% |
米10年債利回り | 3.66% | -1.9 | -0.51% |
米2年債利回り | 3.58% | -5.5 | -1.50% |
CME FedWatchの市場参加者の金利見通しを見てみると、0.5%利下げの確率が45%(ちょっと前まで30%)に上昇しています。

為替市場
ニューヨーク外国為替市場は、0.5%の大幅な利下げ観測の再燃でドル売りの流れとなり、1ドル=140円後半で取引を終えています。
原油先物
ニューヨーク原油先物市場は反落。
暴風雨「フランシーヌ」が通過したメキシコ湾岸で、生産が再開されていることが材料視された模様。ただ、週間ベースでは1カ月ぶりの上昇となっています。
WTI先物は前日比32セント(0.5%)安の1バレル=68.65ドルで取引を終えています。
週間では1.4%上昇し、8月初旬以来のプラスとなりました。

金先物
金相場は続伸し、スポット相場は連日で最高値を更新しました。
FRBの大幅な利下げ予想が再燃したことで、相対的に金の投資妙味が増したため。
ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、前日比30.10ドル(1.2%)上げて、1トロイオンス=2610.70ドルで取引を終えてます。

指標
投資家の恐怖を表すVIX指数は、現在16.57。(前回は17.08)

強欲指数であるFear&Greed Indexは、”中立”まで回復しています。

まとめ
今市場には来週のFOMCで0.5%の利下げを期待する動きが見られます。
逆を返すと通常の0.25%利下げを決定するなら、”市場は落胆する”ということになります。
そして日本も19~20日に金融政策決定会合が控えています。日本は政策金利を現状維持するのか?はたまた利上げするのか?注目されます。
日本市場そして米国市場のどちらにとってもボラティリティの大きい相場になることは必至です。
日本にもその大きな流れが波及するのか?はたまた金融政策の違いで助かるのか?引き続き自分なりの考えを持って対策していきたいですね。
ここ数ヶ月、日本株の値動きが荒いです。1,000円の変動が珍しくない相場環境になっています。惑わされず自分の軸を持って投資していきたいですね。
いつも書いていますが、大事なのは今市場にあるリスクを認識しつつ、後悔のないポジションをとっていくことです!
相場に居続けることを考えて、そして株価が上昇したとしても暴落したとしても納得いく投資を行っていきましょう。
今回は以上になります。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。