株式市場
24日の米国株式相場は小幅高。消費者信頼感指数が3年ぶりの大幅悪化となったものの、エヌビディア(NVDA)が上昇を牽引しました。
S&P500はついに念願の最高値更新!
ダウ平均に至っては4営業日連続で続伸。史上最高値を更に更新しました。
ハイテク株の比重が高いナスダック100指数は0.5%上昇で終了しました。これは非常に良い兆候です。
個別銘柄ではビザが5.5%安。米司法省はデビットカードをビザが独占しているとして、反トラスト(独占禁止)法違反の疑いで民事提訴した。
アジア売り上げが大きい銘柄の代表であるエスティローダーなどの株価は上昇。中国の景気刺激措置を好感したもの。
株式 | 終値 | 前日比 | 変化率 |
---|---|---|---|
S&P500 | 5732.93 | 14.36 | 0.25% |
ダウ工業株30 | 42208.22 | 83.57 | 0.20% |
ナスダック | 18074.52 | 100.25 | 0.56% |
各主要指数のチャートはこんな感じです。
S&P500

NYダウ平均

ナスダック

ラッセル2000

ヒートマップはこのような状態になっています。

債券市場
米国債相場は消費者信頼感指数の発表後に上昇。
金利スワップ市場では11月のFOMCでの利下げ幅が50bp(ベーシスポイント)利下げの確率は50%と織り込まれた。
国債 | 直近値 | 前日比(bp) | 変化率 |
---|---|---|---|
米30年債利回り | 4.09% | -0.6 | -0.15% |
米10年債利回り | 3.73% | -1.9 | -0.51% |
米2年債利回り | 3.54% | -4.9 | -1.36% |
為替市場
ニューヨーク外国為替市場は、1ドル=143円前半で取引を終えています。
原油先物
ニューヨーク原油先物市場は反発。
中国当局が景気浮揚策を発表したことと、レバノンを拠点とする親イラン民兵組織ヒズボラへのイスラエルの攻撃で中東情勢が緊迫したことも買い材料となりました。
WTI先物は前日比1.19ドル(1.7%)高の1バレル=71.56ドルで取引を終えています。

金先物
金相場は4営業日続伸し、最高値を更新した。
ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、24.50ドル(0.9%)高の1トロイオンス=2677.00ドルで取引を終えてます。

指標
投資家の恐怖を表すVIX指数は、現在15.38。(前回は15.9)

強欲指数であるFear&Greed Indexは、”強欲”に位置しています。

まとめ
今の米国市場参加者は”将来の利下げペース”に関心が移っています。
27日に発表されるPCE統計が今週の焦点となってきます。
そしてついに、11月の大統領選まで2ヶ月を切りました。その行く末によって米経済の未来が変わってくるでしょう。
※その前に経済データが悪化しようものなら、かなり状況としてはマズイですけどね…
対して日本は、20日の日銀政策決定会合の植田総裁の発言や中国の景気刺激策の発表から、またしても円安の流れになっています。
とはいえ今決まったことは「日本は金融政策を現状維持」これです。
この事実を踏まえた上で投資判断をしていきたいですね。
いつも書いていますが、大事なのは今市場にあるリスクを認識しつつ、最悪&最高のシナリオを考えて、後悔のないポジションをとっていくことです!
相場に居続けることを考えて、そして株価が上昇したとしても暴落したとしても納得いく投資を行っていきましょう。
今回は以上になります。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。