経済の中心アメリカの市況を定点観測していきます。
株式、債券、原油、金などから、アメリカの状況を確認していきましょう!
株式市場
22日の米株式市場は、S&P500・NYダウ共に小幅下落。
S&P500は0.18%下落、NYダウは0.80%下落、ナスダックは0.27%上昇しました。
株式 | 終値 | 前日比 | 変化率 |
---|---|---|---|
S&P500 | 5853.98 | -10.69 | -0.18% |
ダウ工業株30 | 42931.60 | -344.31 | -0.80% |
ナスダック | 18540.01 | 50.46 | 0.27% |
個別銘柄ではエヌビディア(NVDA)は4%以上上昇。上場来高値を更に更新。
アップル(AAPL)も取引終了時に記録的な高値を更新しました。
今市場は水曜日のテスラ(TSLA)の決算発表に注目しています。
今週の決算発表予定銘柄には、ゼネラルモーターズ(GM)、コカコーラ(KO)アメリカン航空(AAL)、貨物運送会社ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)、他にも注目銘柄が多くある。
各主要指数のチャートはこんな感じです。
S&P500
NYダウ
ナスダック
ラッセル2000
ヒートマップはこのような状態になっています。
債券市場
米国債券市場は大幅安。
国債 | 直近値 | 前日比(bp) | 変化率 |
---|---|---|---|
米30年債利回り | 4.50% | 10.8 | 2.46% |
米10年債利回り | 4.19% | 11.1 | 2.71% |
米2年債利回り | 4.03% | 8.1 | 2.06% |
為替市場
ニューヨーク外国為替市場は、1ドル=150円後半で取引を終えています。
原油先物
ニューヨーク原油先物市場は反発。前週は週間ベースでは8.4%下落と、ここ1年余りで最大の値下がりとなっていた。
この日は、中国が再び景気てこ入れに動いたことが意識されたこと、市場では中東の緊張状態が供給に及ぼすリスクも注視されている。
WTI先物は前日比1.34ドル(1.9%)高の1バレル=70.56ドルで取引を終えています。
金先物
金相場は過去最高値を再び更新した後、利益確定の売りに押された。
ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、8.9ドル(0.3%)上昇し1オンス=2738.90ドルで取引を終えてます。
指標
投資家の恐怖を表すVIX指数は、現在18.38。(前日は18.02)
強欲指数であるFear&Greed Indexは、”強欲”に位置しています。
まとめ
大統領選まで残り2週間くらいになり、中東情勢も予断を許さない状況が続いています。
それにソフトランディング(もといノーランディング)の根拠になっている雇用統計。こちらのデータの信頼性が揺らいでいることも事実です。
これらのデータが本来のものとはかけ離れていて、ちゃんとしたデータが浮き彫りになってしまったら…
株式市場や債券市場にとてつもない動きが発生していくでしょう。
とはいえ今のところはそういったデータが出る兆候はなく、FRBの金融政策の舵取りや経済データ次第で市場動向は決まっていきます。
市場参加者の約90%が11月に25bp利下げを予想しています。そして、それを織り込む形で動いています。
大事なのは今市場にあるリスクを認識しつつ、最悪&最高のシナリオを考えて、後悔のないポジションをとっていくことです!
相場に居続けることを考えて、そして株価が上昇したとしても暴落したとしても納得いく投資を行っていきましょう。
今回は以上になります。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。