こんにちは。
なおモンです。
今日の話題
「ちょっと風邪気味だなぁ」とか「胃腸の調子が悪いから胃薬買おうかなぁ」「でも病院に行くほどでも無いなぁ、ドラッグストアで買おう」といった具合で、ドラックストアで市販薬を購入する機会が多い方もいらっしゃると思います。
そんな方々に嬉しい(?)お知らせです。
なんと、ある一定の条件を満たすと税金が安くなる国の制度が存在するんです!
今回はその制度について解説していこうと思います。
😟「ドラッグストアは利用するけど薬買わないよ」という方も、ちょっとお待ちください!
知っておいて損の無い内容になっておりますし、いつかは制度を使う機会が来るかもしれませんよ。
そもそも知らなければ制度を活用できませんから、未来へのタネということで、ぜひ最後までお付き合いください。
それでは本題に参ります。
セルフメディケーション税制とは?
まず冒頭で”税金が安くなる制度”と書きましたが、その制度について何も触れてなかったので、紹介します。
その制度は『セルフメディケーション税制』です。医療費控除の特例措置として始まった制度になります。
どういった制度か?というと
OTC医薬品の購入費用が高額になったとき、一定の条件を満たせば医療費控除の特例として所得控除を受けることができる制度
引用元:第一三共ヘルスケア株式会社HP
となっています。…がよく分かりませんよね?
😠「OTC医薬品って何やねん!」
😠「高額って幾らくらいよ!」
といった感想を持たれると思います。でも安心してください。順番に解説していきます。
OTC医薬品とは簡単に言うと、処方箋無しで購入できる医薬品のことです。
もうドラッグストアなどで購入できる医薬品、という認識で大丈夫だと思います。
厚生労働省のHPにてOTC医薬品の対象品目を調べることができます。
一例を挙げると、風邪薬の『パブロン』。頭痛薬の『イブ』・胃薬の『ガスター10』・湿布の『フェイタス』などがあります。
※ドラックストアで購入できるほぼ全ての医薬品が対象になっている、と言っても差し支えないほど、非常に多い商品が対象になっています。
具体的な条件
『セルフメディケーション税制』を受けるための必要な条件は次のようになります。
- 1、ドラックストアで対象商品を、世帯で年間12,000円以上購入していてレシートを保存していること
- 2、購入した年に健康診断や予防接種などを受けていること
- 3、医療費控除を受けないこと
※セルフメディケーション税制は医療費控除と併用不可の為
以上の条件全てに該当する方が対象になります。
そして、e-taxなどで確定申告することにより税金が安くなります。
セルフメディケーション税制の注意点
セルフメディケーション税制にはいくつか注意点があります。
それが先ほども書きましたが、『医療費控除と併用出来ない』と『期間限定である』という2点になります。
期間限定であるというのは、もともとこの制度は2017年1月から5年間の特例として始まりました。つまり2022年1月には本来使えなくなるはずでした。
しかし、延長が決まり2022年1月から更に5年間延長されることになりました。
また延長される可能性もありますが、現状2027年1月までという利用期限が決まっていることにご注意下さい。
まとめ:使えるものは使って節税していこう!
今回は『セルフメディケーション税制』について解説してきました。
医薬品の購入金額が世帯で年間12,000円というと😢「そんなに掛からないよ〜」と思われるかもしれません。
ですが、意外とすぐにこの金額に達してしまうと思います。
※特に健康に気を遣っている方にとっては
”健康に気を遣いながら節税できる”セルフメディケーション税制、活用しないと勿体無いと思いますので、皆さんも是非「自分の家庭の場合はどうか?」確認してみてください。
もしかしたらこの制度を受けられるかもしれませんよ!
確定申告という多少めんどくさい手間がかかりますが、税金に対してノーガードでいるのは、今の時代正しい生き方では無いと思います。
自己防衛はしっかり自分自身で、やっていきましょう!
今回は以上になります。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。