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なおモンの方丈紀 PR

【任せるコツ】最良のチームづくりを学べる良書だが、たった一つ疑問点がある【書籍紹介】

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こんにちは。
なおモンです。

今日の話題

最近、山本渉さんの書かれた『任せるコツ 自分も相手もラクになる正しい”丸投げ”』という書籍を読みました。

この本は一言で言うと、「良いチームづくりための、仕事の依頼方法を学べる本」です。

山本渉さんは30代で勤めていた企業のマネージャーに任命された過去があります。そこで経験した数多くの失敗から、チームメンバーへのヒヤリングを行い、そして改善した結果辿り着いた方法が書籍に綴られていました。

その方法のどれもが納得出来るものであり、自分が仮に”そのチームに参加していたら”と想像すると、「すごくモチベーション高く仕事ができるだろうなぁ」こう思えるほどでした。

ですが、一つだけ個人的に本書に書かれていることに納得できないことがあります。
書籍では「任せる」≒「丸投げ」という考えでした。
本書では「丸投げのやり方をしっかり考えて、”正しい丸投げ”をしよう」、と書かれていたのですが、私自身「丸投げ」にあまり良い印象を持ってなく、むしろマイナスなイメージしか持ってませんでした。
それもあって、「仕事を依頼することは”丸投げ”することだ」と説明されても、個人的には納得できませんでした。

(ちゃんとした時系列は忘れてしまったのですが)ほぼほぼ本書を読んでいた真っ只中の時に、『PRESIDENT プレジデント』というビジネス雑誌を見ました。
その中に、RIZAPグループの創設者であり代表取締役の瀬戸健さんのインタビューが掲載されていました。

インタビューに「chocoZAPを展開する時に、今まで自分は”任せること”は得意だと思っていたけど、実際には”丸投げ”していただけだったことに気づかされた。」といった内容が載っていました。

どういうことか?説明すると、ライトユーザー向けの安価&低価格のサービスであるchocoZAPを立ち上げる時に、部下に事業を依頼していたそうです。その結果、施設内に「ランドリー機能を付けよう」というアイディアが出たそうです。
そのアイディア自体は素晴らしいものだったのですが、「洗濯機や乾燥機を”すごく高性能”なものを導入しよう」っという風に話が進んでいたそうです。この状況を聞いた瀬戸健さんは、すぐに軌道修正を行なったそうです。なぜかというと、高価な設備を導入するとどうしても価格を上げざるを得ないんです。これだと”ライトユーザー向けに安価な価格で利用してもらう”というコンセプトが崩れてしまいます。

このことからも分かるように、丸投げで任せることには”負の側面もある”と思います。
もちろん『管理職(マネージャー)』と『経営者』では、仕事の依頼方法や方針が違う、ということは理解しています。
ただ杓子定規というか、考え方を何でも当てはめることが出来る、とは言い切れないなぁと思ってしまいます。

ケチがつく形になってしまいましたが、本書は間違いなく良書なので、マネジメントに悩んでいらっしゃる方や興味のある方は、ぜひ読んでみてください。

紙書籍で読みたい場合は、個人的には『楽天ブックス』がオススメです!ぜひ利用してみてください。

今回は以上になります。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

ABOUT ME
なおモン
閉塞感を感じている現状を変えるべくブログを開設しました セミリタイアを夢見るアラサー低賃金労働者です

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