「うちの会社、もしかしてヤバい?」3年以内に潰れる会社の決算書に現れる5つのサイン
どうも、なおモンです。
いきなりですが、質問です。
あなたは自分の会社の「決算書」を見たことがありますか?
正直な話、多くの人にとって決算書なんて縁遠いものですよね。俺も数年前までは、「数字がずらっと並んでて、なんか難しそう…」としか思ってませんでした。
でもね、これってめちゃくちゃもったいないことなんだ。
なぜなら、決算書には「その会社が本当に儲かっているのか?」「このまま存続できるのか?」という、俺たちの未来に直結する超重要な情報が詰まっているから。
ヤバい話、決算書が読めないせいで、倒産寸前の会社にしがみついて、大事なキャリアを棒に振ってしまう人もいる。
今回は、そんな悲劇を避けるために、「3年以内に倒産する会社に共通する5つのヤバいサイン」について、俺なりの視点でわかりやすく解説していくよ。
【危険なサイン1】「営業赤字」が連続している
これ、マジでヤバい。
会社の本業である営業活動で、稼いだお金より使ったお金の方が上回っている状態。つまり、頑張って働いても働くほど、会社が貧乏になっていくってこと。
これが1期だけならまだしも、2期、3期と連続しているような会社は要注意だ。
考えてもみてほしい。
あなたが銀行員だとして、本業で稼げない会社にお金を貸したいと思いますか?普通は思わないよね。
銀行からの融資が受けられなくなれば、会社の資金繰りは一気に厳しくなる。会社の倒産は、売上がなくなる時じゃなく、現金がなくなる時に起こるってことを覚えておこう。
【危険なサイン2】「売上高」が急増している
え、売上が増えるのは良いことじゃないの?って思った人もいるよね。
もちろん、売上が増えるのは基本的には良いことだ。でも、急激すぎる売上増は逆にリスクになることがある。
例えば、新しい事業を始めた時、売上がポンと急増したとする。でも、その売上を立てるために、仕入れや人件費、広告費など、キャッシュ(現金)の支払いが先に発生するんだ。
売上は「請求書」としてしばらく手元に残らないのに、支払いは待ってくれない。
つまり、売上が急増した結果、手元から現金がゴッソリなくなって、資金ショート(現金不足)を起こすってケースが結構ある。これを「黒字倒産」って言うんだけど、まさに「うまい話には裏がある」ってことだ。
【危険なサイン3】「借金」が年商を超えている
借金が年商の50%を超えると危険水域だと言われているんだけど、これが年商を超えちゃってる会社は、もはや末期だと思っていい。
年商1億円の会社が、1億円以上の借金がある状態ってこと。
これって、ほとんど自転車操業で、返済の目処が全く立ってないってことなんだ。
「借金は悪いこと」と一概には言えないけど、「返せない借金」は確実に危険なサイン。こんな会社に、銀行はもうこれ以上お金を貸してくれない。そして、いつか突然、その自転車が止まる日が来る。
【危険なサイン4】「巨額債務超過」になっている
これも致命的なサイン。
会社の「資産」より「負債」の方が圧倒的に多い状態。会社の健康状態を例えるなら、**「マイナス体重」**になってるようなもんだ。
借金が返せない、お金もない、資産もない。こんな状態では、誰も助けてくれない。
この状態に陥ると、社長個人の資産を切り崩したり、最悪の場合、自己破産に至るケースも珍しくない。
【危険なサイン5】「粉飾」をしている
これはもう論外。
会社の実態を良く見せるために、帳簿をごまかすことを粉飾って言うんだけど、これは完全に詐欺だ。
「ちょっとくらいなら…」と安易な気持ちで手を出す経営者もいるみたいだけど、粉飾は絶対にバレる。
金融機関はプロだから、ちょっと不審な数字はすぐに見抜く。そして、一度でも粉飾がバレたら、その会社は社会的な信用を全て失う。銀行からは一生お金を借りられなくなるし、取引先からも見放される。
粉飾は、会社を潰すだけでなく、経営者自身の人生まで破壊する行為なんだ。
批判的な意見への反論
「でもさ、俺たち社員には決算書なんて見せてもらえないし、どうしようもないじゃん。結局、ヤバい会社に当たったら運が悪かったってことか?」
いや、ちょっと待ってくれ。
たしかに、社員には会社の全決算書が見られるわけじゃない。でも、「全く情報がない」なんてことはないんだ。
例えば、上場企業なら誰でも見られるし、非上場でも、信用調査会社を使えばある程度の財務状況はわかる。それに、求人情報や会社の雰囲気、社員の表情、オフィス環境…そういった**「見える情報」からも、会社の健康状態って結構読み取れる**もんだ。
「どうせ見せてもらえないし」と諦めるのは簡単だ。でも、自分のキャリアや人生に責任を持つなら、**「どうすれば情報を手に入れられるか?」**を考える方がよっぽど建設的だ。
結局、自分の未来は自分で守るしかないんだぜ。
まとめ:生き残る会社には「ギャンブルをしない堅実さ」がある
これまで「倒産する会社」のヤバいサインを見てきたけど、じゃあ逆に、**「100年生き残る会社」**にはどんな特徴があるんだろう?
それは、「規模に見合った内部留保」と「安定して高い収益性」、そしてなにより**「ギャンブルをしない堅実な経営」**だ。
地味に聞こえるかもしれないけど、これこそが会社を長生きさせる秘訣なんだ。
売上を無理に追わず、地に足のついた経営をする。
そして、不況の時に備えて、コツコツと利益を貯めておく。
そんな会社にいると、急なリストラや給与カットに怯えることも少なくなる。
もし今あなたが、会社の将来に不安を感じているなら、一度冷静になって、今回紹介した**「5つの危険なサイン」**に当てはまっていないか、チェックしてみてほしい。
そして、もし一つでも当てはまっていたら、それは「転職」という次のステージを考える、良いきっかけになるかもしれない。
自分の人生のハンドルは、いつだって自分で握っているってことを忘れずに。
それでは、また次の記事で!
なおモンでした。