やあ、みんな。なおモンだ。
キミたちは、仕事で新しい企画を考えたり、SNSでバズるアイデアを出したりするとき、「ああ、俺にはセンスがないな…」って落ち込んだことはないか?
正直に言うと、俺も昔はそうだった。
アイデアは一部の天才だけが「ひらめく」もので、自分にはそんな才能はないって諦めてたんだ。
でもさ、とあるマーケッターの先輩から、衝撃的な一言を言われた。
「なおモン、アイデアは“発想”じゃなくて、“設計”するものだぜ」
この一言で、俺のアイデア出しに対する考え方は180度変わった。
そして、実際に「設計」の型を使ってアイデアを出す練習をしてみたら、誰でも簡単に、しかも再現性高く、質の高いアイデアを量産できるようになったんだ。
今日は、俺が実践して効果を実感した、ヒットを生み出す「アイデア設計」の5つの型を、キミたちに伝授していくよ。
これでキミたちも、もう「センスがない…」なんて悩まなくて済むから、ぜひ最後まで読んでくれ。
アイデアは「発想」ではなく「設計」から始まる
天才の直感に頼るな。誰でもできる「型」を使え
多くの人が陥りがちなのは、「面白い企画、思いつかないかな〜」って、ただぼんやりと頭の中で考えてしまうことだ。
これじゃ、調子が良い日はアイデアが出るけど、そうじゃない日は全く出ない。
でも、プロのアイデア出しは違う。
彼らは、まず「アイデアの骨組み(型)」を先に決めてしまうんだ。
例えるなら、料理人が「今日は和食にしよう。和食なら主菜、副菜、汁物の構成だな」って決めてから、それに合わせて食材を選んでいくのと同じだ。
お題やテーマがあった方が、人間はアイデアを出しやすい。
これは、小学校の作文でも同じだろ?「自由に書きなさい」って言われるより、「初めて電車に乗った日のこと」ってテーマがあった方が、断然書きやすいはずだ。
今日紹介する「アイデア設計の5つの型」を使えば、センスやひらめきに頼ることなく、誰でも簡単に、ブレないアイデアを量産できるようになる。
ヒットを生み出す5つのアイデア発想術
1. ターゲットをずらす
これは、商品やサービス自体は変えずに、「誰に届けるか」だけを変える手法だ。
「そんなことで売上が変わるの?」って思うかもしれないけど、これがめちゃくちゃ効く。
たとえば、一般的な栄養ドリンク。
ターゲットを「毎日頑張るビジネスマン」から、「受験生」にずらしてみよう。
すると、キャッチコピーは「受験当日、30分で集中モードに入るドリンク」に変わる。
どうだ?同じ商品なのに、一気に刺さる層が増えただろ?
「このサービスを逆の属性に売るなら?」
「既存顧客の家族や周りの人に売るなら?」
こんな風に問いかけるだけで、新しいアイデアが次々に出てくるはずだ。
2. 用途をずらす
商品の「使い方」や「利用シーン」を変える手法だ。
商品そのものを開発し直す必要はないから、コストもかからず、すぐに試せる。
例えば、制汗スプレー。
用途を「汗や匂い対策」から、「プレゼン前の自信スイッチ」にずらしてみる。
すると、「大事なプレゼン前30秒でできる男に変わるミスト」なんて、グッとくるコピーが生まれる。
「この商品、どこで使われたら面白い?」
「本来の使い方じゃないけど便利、って言われたことはないか?」
キミたちの周りにも、思わぬ使い方をされている商品があるかもしれない。そういう声を拾い集めるのも、アイデアの宝庫だ。
3. 自流に乗る(トレンドに乗る)
今、世の中で起きているトレンドや社会の空気感と、キミたちの商品・サービスを組み合わせる手法だ。
トレンドと紐づけるだけで、古い商品でも「今風の最新版」に見せることができる。
たとえば、手帳。
ただの「スケジュール帳」に、トレンドの「SNS疲れ」を組み合わせる。
すると、「SNS疲れのキミに、スマホを開かない時間をつくるアナログ手帳」なんて、めちゃくちゃ刺さるコンセプトが生まれる。
「俺たちのサービスを、今のトレンドに合わせるならどうなる?」
「今、世の中が不安に思っていることに絡められるか?」
日々ニュースをチェックして、「何が終わって、何が始まったのか」を考えるトレーニングをしてみよう。
4. 感情をずらす
人は「喜び」だけでモノを買うわけじゃない。
「嫉妬」「恐怖」「罪悪感」といった、ネガティブな感情に目を向けることで、購買意欲を刺激できる。
例えば、ダイエットメソッド。
「あなたも痩せられる!」っていう普通のコピーから、感情を「嫉妬」にずらす。
すると、「同窓会で元彼が2度見した美ボディ戦略」なんて、強烈なコピーが生まれる。
「この商品、どんな嫉妬を刺激できる?」
「買わないことで、どんな後悔や罪悪感が生まれる?」
人間の感情は、めちゃくちゃパワフルな武器だ。
ぜひ「感情ワードバンク」を作って、いろんな感情を分解する練習をしてみてくれ。
5. 常識をずらす
これは、業界の「当たり前」をあえて壊し、その真逆をやる手法だ。
ライバルが多い成熟市場や、みんなが飽きてる業界で、唯一無二の存在になるための最強の武器だ。
たとえば、英会話教室。
みんなが「3ヶ月で話せるようになる!」って謳っている中で、あえてこう言ってみる。
「3ヶ月間は一切話さないでください。聞いてください。それが話せるようになる最短ルートです」
どうだ?めちゃくちゃインパクトがあるだろ?
「この業界の常識って何だ?」
「もしそれが真逆だったら、どんな価値が生まれる?」
ただ逆張りするだけじゃなくて、「なぜ逆にしたのか?」っていう理由やストーリーをしっかりと添えるのがポイントだ。
まとめ:アイデアは「センス」じゃなく「設計」だ
キミたちのアイデア出しは、今日から変わる。
「ひらめき」や「センス」に頼る時代はもう終わりだ。
今回紹介した「ターゲット」「用途」「自流」「感情」「常識」をずらすという5つの型を、ぜひキミたちのアイデア出しに活用してみてほしい。
この型に当てはめるだけで、アイデア出しに苦しむことはなくなるし、質の高いアイデアを量産できるようになる。
そしてそれは、キミたちの仕事の成果を劇的に変え、人生を面白くしてくれるはずだ。
さあ、今日からキミも、アイデアを「設計」するプロになってくれ。
応援してるぜ!じゃ、またな!