みんな、お疲れさま!なおモンだ。
いきなりだけど、自分の仕事や会社で「頑張ってるのに、全然儲からない…」って感じることないか?
たとえば、
- 毎日遅くまで残業して、大量の書類仕事をこなしてる。
- 売れない商品をどうにか売ろうと、新しいチラシを何種類も作ってる。
- クレーマーみたいなお客さんの対応に、貴重な時間を何時間も費やしてる。
俺も正直、昔はそうだった。
一生懸命働いて、たくさんの商品を扱って、いろんなお客さんに対応して。
でも、フタを開けてみたら、あんまり利益が出てない。
「一体、俺の努力はどこに行っちゃってるんだ?」って悩んでたんだけど、最近勉強したある分析方法で、その理由がめちゃくちゃクリアになったんだよ。
それが、ABC分析だ。
この分析、実は俺のブログで何回も擦り続けてる話題なんだ。それくらい重要ってこと。
今回の記事に書いてあることは、冒頭の問題解決だけでなく、今後の仕事の進め方にも有利になるから、ぜひ最後まで読んでって欲しい。
ABC分析って何?あなたの努力が報われない「5つの落とし穴」
Point:売上や利益への貢献度で、商品や顧客をA・B・Cの3つにランク分けする超シンプルな方法
ABC分析ってのは、簡単に言うと、会社の商品やサービス、あるいは顧客を、「利益への貢献度」が高い順に並べて、A・B・Cの3つのランクに分けるってこと。
- Aランク: 利益全体の約70%を稼いでくれる、超優良商品・顧客
- Bランク: 70%~95%を稼いでくれる、重要な商品・顧客
- Cランク: 利益貢献度が5%しかない、残念な商品・顧客
イメージしやすく言うと、”松竹梅のランク付けをしよう”ってこと。
この分析をしてみると、俺たちが普段陥りがちな、とんでもない「無駄な努力」が見えてくる。
- Cランクに労力をかけすぎてる
「数が多いCランク商品に、ついつい手が回っちゃう…」ってこと、よくあるよな。会社の利益の大部分はAランクとBランクが稼いでるのに、俺たちはなぜかCランクばかりにリソースを割いてる。これは時間の無駄、労力の無駄だ。 - 赤字商品を黒字で補填してる
「集客用だから…」って戦略的にやってるならいいんだけど、そうじゃない赤字商品やサービスを、他の黒字で補填してるケース。これは会社の体力をじわじわと削っていく。本来なら、この赤字は最初から無い方がいい。 - 顧客や商品を差別してないAランクの超優良顧客と、Cランクの利益に貢献しない顧客を同じように扱ってないか?「差別」っていうと聞こえが悪いけど、会社のリソースは有限なんだ。会社にたくさん貢献してくれる人には手厚く、そうじゃない人にはそれなりの対応をする。これはビジネスの鉄則だ。
- 売れない商品を頑張って売ろうとしてる
「売れてるものは放っておいても売れるから、売れないCランク商品にこそ力を入れなきゃ!」…これ、めちゃくちゃやってしまいがちだけど、実は逆なんだって。売れないものに時間とエネルギーを使うのは、ただの無駄な努力。売れるものをさらに売ることに全集中すべきなんだ。 - 昔の栄光にすがりついてる
「この商品は昔めちゃくちゃ売れたんだよ!」って、過去の成功体験にいつまでも縛られてないか?商品には必ず寿命(プロダクトライフサイクル)がある。時代が変われば、売れなくなるのは当たり前。感傷的になって、いつまでもCランクに落ちた商品を手元に残しておくのは危険だ。
なぜか「Cランクに優しくしたい」俺たちの悪い癖
「Cランクを切り捨てるなんて、冷たいんじゃないか?」って思った人、正直に手を挙げてくれ。
俺も最初、そう思った。
でもさ、よく考えてみてほしいんだ。
「なぜ、あなたはCランクに優しくしたいのか?」
そこにあるのは、もしかしたら「せっかく作ったのに可哀想」「このお客さん、悪い人じゃないし…」っていう感情論じゃないか?
ビジネスの世界は、感情じゃなく数字で判断しなきゃいけない。
そして、Cランクに費やしたリソース(時間、お金、労力)は、AランクやBランクに回せたはずの時間なんだ。
Cランクを切り捨てて、その分のリソースをAランクに集中投下すれば、会社全体の利益はもっと上がる。
そうやって、会社が潤えば、社員の給料も上がるし、もっと良いサービスを提供できる。
Cランクを切り捨てるのは「冷酷」なんじゃなくて、「会社全体をより良くするための合理的な判断」なんだ。
それに、俺たちが本当に大切にすべきは、会社に貢献してくれてるAランクの顧客じゃないか?
その人たちに、今までCランクに割いてた分の時間やサービスを回してあげる。そっちの方が、よっぽど愛のある行動だと俺は思う。
ただ2点だけ注意して欲しいことがある。
それは「戦略的にCランク商品を作ってる」「新商品はどうしてもCランク商品になってしまう」ということだ。
例え赤字商品だとしても、その商品が広告の意味を持つ(つまり客寄せパンダみたいなもん)のなら話は別だ!
それを売ることで違う商品を売っていけるのなら、切り捨てる必要は無い!
※だからって無尽蔵や無計画に売り込むのは違うからな。
それにこれから売り出していこうと思ってる新商品は、まだ利益に貢献してないわけだから、確実にCランクに分類される。
「Cランクだからリソース割かなくて良いや」って考えるのは間違ってるからな!新商品は売り込め!
その結果として利益に繋がらない、売れなかったのなら、その時初めて判断すれば良いんだ!
今日からできる!ABC分析を経営に活かす実践法
じゃあ、具体的にどうすればいいのか?やり方の一例を書いてみる。
Aランク:
全リソースを集中投下しろ。今売れてるもの、利益を出してくれてる顧客に、すべての力を注ぎ込む。
Bランク:
今後の可能性を見極める。このままいけばAランクに上がれるのか、それともCランクに落ちていくのか。見極めて、有望なものにはリソースを投下する。
Cランク:
原則としてスクラップ(切り捨て)だ。売れない商品は生産を中止し、過去の栄光にすがるのはやめる。顧客に対しても、「何もしない」というスタンスを取る。わざわざ関係を断つ必要はないけど、割引や特別なサービスは一切提供しない。
俺が尊敬する経営者の方も、利益貢献度が低かった事業をバッサリ切り捨てたって言ってた。
感情じゃなく、数字でドライに判断する。
これが、無駄な努力をなくして、会社を成長させるための唯一の方法なんだ。
ただし、さっき説明したようにCランクだからって、何でもかんでも切り捨てて良いわけではないからな。それだけは勘違いしないで欲しい。
最後に
「たくさん頑張ってるのに報われない…」って悩んでるなら、それは努力の方向が間違ってるのかもしれない。
東京から京都に行きたいのに、北に向かったって辿りつかないだろ?(まぁ地球一周したら着くかもしれないけどな)
まずは、自分の仕事や会社の現状を、このABC分析を使って客観的に見つめ直してみようぜ。
そして、無駄な努力は潔く捨てて、本当に価値のある場所に自分の力を集中させる。
それが、俺たちがもっと稼いで、もっと豊かな人生を送るための第一歩だと思う。
行動あるのみだ。
それじゃ、また。