組織強化を目指すなら、”この法則”を知っておこう！

先日このような記事を投稿しました。

チーム力アップの秘訣！組織での手抜きを防ぐ方法とは？ 運動会の綱引きや合唱コンクールでこんな経験、ありませんか？ 😏「みんなが力を入れているから、自分は手を抜いてもバレないだろう」😏...

この記事は「リンゲルマン効果」について解説したものです。

そしてリンゲルマン効果とあわせて知っておきたいのが、「働き蟻の法則」です。

これは、働き蟻の群れを観察した結果として知られる法則で、集団内には必ず「よく働く者」「普通に働く者」「ほとんど働かない者」が一定割合で存在するというものです。

働き蟻の法則の基本的な割合

• 20％がよく働く蟻
• 60％が普通に働く蟻
• 20％がほとんど働かない蟻

驚くべきことに、たとえ「よく働く蟻」だけを集めても、その中で再び同じ割合が生まれることが分かっています。

つまり、どんな集団でも「働きに差が出る現象」は避けられないということです。

この比率から2−6−２の法則とも呼ばれ、その数字通り「働き者2割」「普通6割」「怠け者2割」、といった比率になるようです。

リンゲルマン効果との共通点と違い

リンゲルマン効果が「人数の増加による手抜きの傾向」に焦点を当てているのに対し、働き蟻の法則は「集団内で自然に役割分担が生まれる現象」にフォーカスしています。

この2つの法則を理解することで、組織のパフォーマンスを最大化するためのヒントを得られます。

働き蟻の法則を活かした改善策

• 役割に応じた期待値を設定する
  よく働くメンバーにはリーダーシップを任せ、普通に働くメンバーにはサポート的な役割を与えるなど、能力に合った仕事を割り振りましょう。

• 働いていないメンバーを見直す
  一見働いていないメンバーにも、潜在的なスキルや別の場面で活躍できる可能性があります。その強みを発掘することが重要です。

リンゲルマン効果と働き蟻の法則、どちらも「集団の特性」を理解するうえで非常に有用です。

これらを踏まえ、組織やチームを効率的に運営し、全員が力を発揮できる環境を作り上げていきましょう！