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学校行事である運動会での綱引きや合唱コンクール。
その時に「みんながやっているから自分は手を抜いても良いのでは?」
こう思った経験はありませんか?
「みんなが引いてるから自分は力を抜いてもバレないでしょ!」
「自分だけ口パクでもバレないバレない!」
実はこの現象は学生時代特有のものではなく、大人になっても発生するものなのです。
人は人数が多くなればなるほど、手を抜く人が増えてしまう。
職場の会議を例に挙げましょう。
『参加する人数が多ければ多いほど、意見を述べることなく、ただその場にいるだけになっている。』
そんな状況経験ないですか?
一体なぜそうなってしまうのか?
それは学術的に研究されているのです。それが「リンゲルマン効果」です。
フランスの農学者であるマクシミリアン・リンゲルマンが提唱した理論で、別名「社会的手抜き」「フリーライダー現象」とも呼ばれています。
しかもこれは”無意識のうち”に起こることなので、適切な対策を講じないと組織の成長が止まったり、個々人のストレスが蓄積されていったりする可能性が高まります。
では対策として何をすれば良いのか?
・1on1ミーティングを行い意思疎通を図る
・少数精鋭で作業を行う
・役割分担を明確にする
などが対策として考えられます。
もしあなたの職場でリンゲルマン効果が発生しそうなら、組織の現状を振り返り予防&改善をしていってください。
今回は以上になります。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
※余談…今回紹介したものと似たような法則、『働き蟻の法則』があります。
手を抜いてしまうというのは、もしかしたら人間社会だけでなく生物全般に言えることなのかもしれませんね。