『投資をもっと楽しく身近に』をコンセプトに、投資未経験の方にも参考になるような企業紹介をしていくコーナーです。
今回取り上げる銘柄は証券コード【5332】TOTOです。
そんな【5332】TOTOの事業内容や現在の指標面&状況をまとめた記事になります。
ご自身の投資判断の参考に、是非最後までお付き合いください。
投資の推奨ではありませんので、実際に投資する際は自己判断のもと行っていただきますよう、宜しくお願いします。
それでは本題に参ります。
目次
- 事業内容&業績
- 事業内容
- 業績
- 株価&各指標面
- 株主優待
- 投資戦略
- まとめ
事業内容&業績
事業内容
日本最大手の水廻り住宅設備機器メーカーで、ウォシュレットが業界で高いシェアを誇っています。
※他社も同じような温水洗浄便座がありますが、「ウォシュレット」の名称はTOTOの登録商標です。
ほかにもユニットバス、キッチンシステム、洗面化粧台、水洗金具、建材・タイルの製造販売を手掛けています。
業績
直近10年間右肩上がりで業績が推移していて、営業利益も堅調に稼ぎ出しています。
経常利益進捗率は第2四半期通過時点で47.2%。
後述しますが、通期業績予想の下方修正を発表しているので、今期は達成は厳しいかもしれません。
有利子負債倍率(利息のつく借金をどれくらい持っているのか?)0.05倍。
自己資本比率は64.9%となっています。
2024年期の販管費(販売費及び一般管理費)は、
約1,960億円。
月ベースで換算すると約163億円の固定費がかかっています。
先日10月28日に発表された第2四半期決算時点では、現預金を約1,130億円持っています。
仮に売り上げが0になる事態に陥った場合、固定費のみの支払いだけに限定すれば約7ヶ月持つ計算です。
業種によって違いはありますが、大体固定費の3〜6ヶ月分現金を持っていれば優良企業と判断されます。
その視点で言えば、十分安定性の高い企業であると判断できます。
注意……販管費そのものの金額が固定費になるわけではないのですが、決算書からはそれ以上読み取れないので、当note記事では販管費=固定費という認識で記載しています。
株価&各指標面
株価は記事作成時点で4,366円。
直近10年間3,000〜7,000円の間で株価は推移しています。
10月28日にTOTOは中国の市況低迷によって、25年3月期最終利益予想の下方修正を発表しました。
最終利益予想を15億円減額して360億円(前期比3.2%減)に見直しています。
これを受けて株価は窓を開けて急落。大体20%ほど下落しています。
PERは20.6倍、PBRは1.39倍。時価総額は7,727億円となっています。
配当利回りは2.29%。
コロナ禍では減配していますが、その他の期間は少なくとも配当金は維持。適宜増配しています。
しかし配当性向が直近10年40〜50%くらいなので、増配の余力はあるかは微妙です。
株主優待
株主優待は毎年3月31日現在で、株主名簿に100株以上保有として記載されている株主を対象に、商品がプレゼントされます。
※画像のラインナップからどれか一つを選択。
まとめ
今回は証券コード【5332】TOTOについて取り上げました。
投資する上で大事なのは、自分の考えを持った上で、最悪の場合を想定しつつ、”後悔のない投資”をしていくことです。
この記事を読んだ皆さんも、ぜひ自分なりの考えを持って投資判断をしていってください。
以上何か一つでも参考になっていただけましたら幸いです。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。