経済の中心アメリカの市況を定点観測していきます。
株式、債券、原油、金などから、アメリカの状況を確認していきましょう!
株式市場
17日の米株式市場は反発。主要3指数全て上昇しました。
昨日起こった「ASMLショック」からの流れが引き継ぎ、強気相場を率いてきた大型ハイテク株から他のセクターにシフトするローテーションが進んだ。
S&P500は0.47%、NYダウは0.79%、ナスダックは0.28%上昇しました。
株式 | 終値 | 前日比 | 変化率 |
---|---|---|---|
S&P500 | 5842.47 | 27.21 | 0.47% |
ダウ工業株30 | 43077.70 | 337.28 | 0.79% |
ナスダック | 18367.08 | 51.49 | 0.28% |
小型株で構成するラッセル2000指数はほぼ3年ぶりの高水準に達した。大型ハイテク株の大半が下げる中、エヌビディア(NVDA)は前日の5%近い下げから反発し3%近く上昇。
S&P500の均等加重バージョンである「S&P500イコールウエート指数」は、均等加重を上回るパフォーマンスだった。
各主要指数のチャートはこんな感じです。
S&P500
NYダウ
ナスダック
ラッセル2000
ヒートマップはこのような状態になっています。
債券市場
米国債券市場は堅調。
国債 | 直近値 | 前日比(bp) | 変化率 |
---|---|---|---|
米30年債利回り | 4.30% | -2.1 | -0.48% |
米10年債利回り | 4.01% | -1.8 | -0.44% |
米2年債利回り | 3.94% | -0.8 | -0.20% |
為替市場
ニューヨーク外国為替市場は、1ドル=149円後半で取引を終えています。
原油先物
ニューヨーク原油先物市場は小幅安。
市場参加者は引き続き、来年の見通しと中東情勢の緊迫化リスクを注視している。
WTI先物は前日比19セント(0.3%)安の1バレル=70.39ドルで取引を終えています。
金先物
金相場は続伸し、一時最高値に迫った。
ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、12.40ドル(0.5%)上昇し1オンス=2691.30ドルで取引を終えてます。
指標
投資家の恐怖を表すVIX指数は、現在19.57。(前日は20.65)
強欲指数であるFear&Greed Indexは、”強欲”に位置しています。
まとめ
大統領選まで残り3週間を切り、中東情勢も予断を許さない状況が続いています。
それにソフトランディング(もといノーランディング)の根拠になっている雇用統計。こちらのデータの信頼性が揺らいでいることも事実です。
これらのデータが本来のものとはかけ離れていて、ちゃんとしたデータが浮き彫りになってしまったら…
株式市場や債券市場にとてつもない動きが発生していくでしょう。
しかし大事なのは今市場にあるリスクを認識しつつ、最悪&最高のシナリオを考えて、後悔のないポジションをとっていくことです!
相場に居続けることを考えて、そして株価が上昇したとしても暴落したとしても納得いく投資を行っていきましょう。
今回は以上になります。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。