経済の中心アメリカの市況を定点観測していきます。
株式、債券、原油、金などから、アメリカの状況を確認していきましょう!
株式市場
11日の米株式相場は上昇。
S&P500は2日ぶり今年45回目の過去最高値更新、NYダウも最高値更新となりました。
JPモルガン・チェースの決算が安心材料となって銀行株が買われたため。
株式 | 終値 | 前日比 | 変化率 |
---|---|---|---|
S&P500 | 5815.03 | 34.98 | 0.61% |
ダウ工業株30 | 42863.86 | 409.74 | 0.97% |
ナスダック | 18342.94 | 60.89 | 0.33% |
個別株ではテスラ(TSLA)が8%以上の急落。
同社は前日に待望の無人タクシー「サイバーキャブ」のプロトタイプを発表したが、詳細にはほとんど踏み込まず、投資家の間では同社が野心的な目標をどう達成するのか懐疑的な見方が広がったため。
一方、ウーバー・テクノロジーズ(UBER)とライバル会社であるリフト(LYFT)の株価は共に10%以上急騰した。
各主要指数のチャートはこんな感じです。
S&P500
NYダウ
ナスダック
ラッセル2000
ヒートマップはこのような状態になっています。
債券市場
米国債は小幅な動き。
国債 | 直近値 | 前日比(bp) | 変化率 |
---|---|---|---|
米30年債利回り | 4.40% | 4.6 | 1.06% |
米10年債利回り | 4.09% | 3.4 | 0.83% |
米2年債利回り | 3.95% | -0.6 | -0.15% |
為替市場
ニューヨーク外国為替市場は、1ドル=149円前半で取引を終えています。
原油先物
ニューヨーク原油先物市場は反落。
イスラエルのイランへの報復が予想されることと、中国が追加の景気刺激策を発表する可能性があることなどから、利益確定売りやポジション解消の動きが優勢になった。
WTI先物は前日比29セント(0.4%)安の1バレル=75.56ドルで取引を終えています。
金先物
金相場は続伸。
PPIが前月比横ばいとなり、インフレ状況が改善しているとの見方から買いが入った。
ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、37ドル(1.4%)高の1トロイオンス=2676.30ドルで取引を終えてます。
指標
投資家の恐怖を表すVIX指数は、現在20.45。(前日は20.94)
強欲指数であるFear&Greed Indexは、極度の強欲よりの”強欲”に位置してます。
まとめ
S&P500やNYダウが最高値更新や個別銘柄の急騰(急落)、といった景気の良いニュースが多く聞こえてきています。
しかし大事なのは今市場にあるリスクを認識しつつ、最悪&最高のシナリオを考えて、後悔のないポジションをとっていくことです!
相場に居続けることを考えて、そして株価が上昇したとしても暴落したとしても納得いく投資を行っていきましょう。
今回は以上になります。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。