組織の意思決定方針としては2種類あります。
「トップダウン・アプローチ」と「ボトムアップ・アプローチ」です。
ボトムアップ・アプローチとは、会社組織の中で労働者や管理職などに位置する従業員の意見を聞き入れて、経営をする方針の事。
トップダウン・アプローチとは、社長自身が会社方針をズバッと決めて、経営をする方針のこと。
それぞれメリット&デメリットが存在しますが、個人的には中小企業は「トップダウン・アプローチ」で意思決定をするべきだと考えています。
中小企業は上場企業のように、多数の株主の意見を取り入れなければいけないわけではありません!
何をするにも社長の思うように経営できるのです。
中小企業の社長は、船で言うと”船頭”だと思っています。
会社の方向性や目的地、そこに至るまでどうするのか?などは社長本人にしか決められませんし、決めるのが社長の仕事だと思っています。
従業員の意見を取り入れるというのは、その判断を「従業員に任せる」と言っているのと変わりません。
そのやり方には疑問を感じてしまいます。
もちろん、これは行き過ぎれば「ワンマン経営」になってしまいます。
ボトムアップ・アプローチをして他の意見を取り入れることも必要になってくることは重々理解しています。
ただそれでも、会社の方向性くらいは社長が決めないと、どこにも行けなくないですか?
それに従業員の意見を聞き入れるのは”民主主義”のやり方だと思います。
会社というのは”資本主義”の世界の産物です。
利益、儲けを追求する資本主義と、(基本的に)多数決で決める&多数の意見を吸い上げる民主主義は相反する考え方です。
例え「ワンマン経営だ!」と他人から後ろ指指されようとも、方向性を決めるのは社長の責務だと思います。
今回は以上になります。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。