9月5日に発表されたISM非製造業景況指数は2ヶ月連続で上昇となりましたが、上昇幅はわずかです。
8月の非製造業総合景況指数は51.5(前月51.4)。
※市場予想の中央値は51.4
先日発表された7月求人件数も含め、米経済が軟調になっているデータが出始めています。
今日の雇用統計は言わずもがな注視した方が良いでしょう。
株式市場
今日(9月6日)に発表される8月雇用統計を前に、S&P500やここまで好調だったダウ平均は下落しました。
株式 | 終値 | 前日比 | 変化率 |
---|---|---|---|
S&P500 | 5503.41 | -16.66 | -0.30% |
ダウ工業株30種 | 40755.75 | -219.22 | -0.54% |
ナスダック | 17127.66 | 43.36 | 0.25% |
ヒートマップはこのような状態になっています。
債券市場
米国債はこのような状況でした。
国債 | 直近値 | 前日比(bp) | 変化率 |
---|---|---|---|
米30年債利回り | 4.02% | -4.2 | -1.04% |
米10年債利回り | 3.72% | -3.4 | -0.90% |
米2年債利回り | 3.74% | -1.5 | -0.39% |
為替市場
ニューヨーク外国為替市場では、ドル円は1ドル=143円前半で取引を終えています。
為替相場は様子見ムードでした。
原油先物
原油先物価格はほぼ変わらず。約1年ぶり安値付近にとどまっています。
WTI先物は前日比5セント(0.1%未満)下落し、1バレル=69.15ドルで取引を終えています。
金先物
金相場は続伸しました。
ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、前日比17.10ドル(0.7%)上げて、1オンス=2543.10ドルで取引を終えてます。
指標
投資家の恐怖を表すVIX指数は、現在19.89。(前回は21.33)
強欲指数であるFear&Greed Indexは、”中立”を指しています。
まとめ
以前から相場には「良いニュースは悪いニュース、悪いニュースは良いニュース」というような格言があります。
しかし、今は逆で「良いニュースは良いニュース、悪いニュースは悪いニュース」当たり前の反応ですよねw
とにもかくにも、今日発表される雇用統計は要注目のイベントです。次回FOMCでの利下げ幅を決定する重要な指標になります。
しっかり確認して、どう転んでも良いような事態を想定しておきましょう。
いつも書いていますが、大事なのは今市場にあるリスクを認識しつつ、後悔のないポジションをとっていくことです!
相場に居続けることを考えて、そして株価が上昇したとしても暴落したとしても納得いく投資を行っていきましょう。
今回は以上になります。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。