株式市場
8月13日の米国株式は、主要3指数すべて上昇しました。
これは昨日発表された7月のPPI(米生産者物価指数)がすべて市場予想を下回り、これまで懸念されていたインフレが鈍化しつつあるとの見方が広がり、9月の利下げが濃厚となったためです。
株式 | 終値 | 前営業日比 | 変化率 |
---|---|---|---|
S&P500 | 5434.43 | 90.04 | 1.68% |
ダウ工業株30種 | 39765.64 | 408.63 | 1.04% |
ナスダック | 17187.61 | 407.00 | 2.43% |
マグニフィセントセブンはすべて上昇。AAPL(アップル)MSFT(マイクロソフト)META(メタプラットフォームズ)GOOG(グーグル)は1%〜2%近く上昇。
TSLA(テスラ)は5%近く上昇、NVDA(エヌヴィディア)は6%近くの上昇とS&P500を牽引しました。
ダウ平均は25銘柄が上昇。CVX(シェブロン)DIS(ウォルト・ディズニー・カンパニー)HON(ハニーウェルインターナショナル)JNJ(ジョンソン&ジョンソン)WMT(ウォルマート)の5銘柄が下落しています。
ヒートマップはこのような状態になっています。
債券市場
米国債の状況
経済指標は利下げを後押しする内容でしたが、不安定な中東情勢をめぐる懸念から米国債が買われ、金利が低下しています。
国債 | 直近値 | 前日比(bp) | 変化率 |
---|---|---|---|
米30年債利回り | 4.16% | -4.1 | -0.98% |
米10年債利回り | 3.84% | -6.1 | -1.56% |
米2年債利回り | 3.93% | -8.6 | -2.14% |
為替市場
NY市場においてPPIの発表を受けた早期利下げ期待から、1ドル=146円台後半で取引を終えました。
原油先物
原油先物価格の指標であるWTI原油は、前日比1.71ドル(2.1%)安の1バレル=78.35ドルで終了取引を終了しました。
中東の緊張激化よりも原油が供給超過になる可能性の方が大きくなったため、利益確定の売りが広がったため。
指標
VIX指数は大きな変化はなく、現在18.11。
先週一時的とはいえ、60以上の数値を出したのに比べて、大分楽観ムードが広がっていることが伺えます。
強欲指数であるFear&Greed Indexは恐怖寄りの”極度の恐怖”を指しています。ただちょうど境目の位置にあるため、今後の経済指標や状況次第では恐怖、もしくはニュートラルになりそうです。
まとめ
本日発表されるCPI(消費者物価指数)次第で政策金利の行方や株の方向性が決まってきます。
経済指標に目を光らせておきましょう。
今回は以上になります。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。