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なおモンの方丈紀 PR

38年ぶりの円安水準 なのに円安恩恵の大きいはずの自動車株全面安になったのは何故?

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こんにちは。
なおモンです。

今日の話題

円安が止まりません!円相場は6/26に円売り・ドル買いが優勢になり、一時1ドル=160円70銭をつけました。
1986年12月以来、約38年ぶりの円安・ドル高水準であり、160円台をつけるのは、今年の4/29に行われた為替介入以来2ヶ月ぶりです。
「前回の為替介入意味ないじゃん!」と言いたくなります。

そんな中、本来円安が経営の追い風になるはずの自動車関連企業の株価は、27日には全面安で取引を終えました。※ちなみに、いすゞ自動車は除きます。
そして28日には少しだけ上昇しています。

なぜこのような状況になってしまったのでしょうか?本来円安は恩恵を受けるはずの輸出企業、その株価が円安が進んだ直後に下がってしまうなんて変ですよね?
私の考えは「今回の円安は”悪い円安”だと認識された」です。

円安がメリットとして機能するときは”輸出した時”、もっと突き詰めて言うなら”海外に販売した時”です。自動車に限らず製造業は、材料を仕入れる→加工&製造する→完成したら販売する、こういう順番をたどります。
資源に乏しい日本が材料を仕入れる時はどうしても輸入・海外に頼らざるを得ません。
つまり円安が進むということは、販売時だけでなく仕入れの段階から影響がでます。その仕入れコストの負担増が企業を苦しめると判断されての株価下落だと思います。メリットばかり強調されますが、そんな単純な話ではないのです。

それに(ほぼほぼ可能性として薄いとはいえ)政府・日銀の為替介入も、懸念事項としてありました。つまり、「今回の円安も一時的になるだろう」「為替介入されたら、すぐに円高に戻されるだろう」こういう思惑が27日時点で色濃かったからこそ、輸出企業の株価が下落したと思います。
ただそれも落ち着き、「冷静に考えたら、まだまだ円安の流れは続くよな〜」と市場が考え直して、買い戻しされたことで翌日には株価が復活しているのだと思います。

私はここ数年続く円安の進行は、日本だけではどうすることも出来ない(手の打ちようがない)事態だと考えてます。
日本が利上げに踏み切れば、多少は日米金利差が解消され円高に向かうでしょう。ただそれも限定的だと思います。それに、日本の国力やGDPも減少し続けることが目に見えていることも、要因の一つでしょう。
超少子高齢化が進んでいて、生産可能年齢の人口が減っていってしまうのですから。

なので、円安基調はまだまだ続くと考えておいた方が良いと思います。ドル建てのS&P500やオルカンといった海外資産を持ったり、通貨分散をするといった対策をしていく必要があります。
日本株式を買っていくのも悪くない選択肢かもしれません。いくら日本の先行きが怪しいとはいえ、海外売り上げを伸ばしている日本企業も多くなっています。つまり、そういった企業は事業だけでなく株価としても成長し続けるでしょう。そういった企業を見つけ出して資産を守っていく&増やしていくことだって出来ます。
大事なのは「何も対策しない、という選択を取らない」ことです。
ノーガードでいれば、いつかは大ダメージを受けます。しっかり対策していきましょう!

今回は以上になります。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

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なおモン
閉塞感を感じている現状を変えるべくブログを開設しました noteもやってますので、よろしければ下のリンクから覗いてみてください ※当ブログにはプロモーションが含まれています。

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