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米国市況まとめ PR

9月4日の米国市況まとめ

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株式市場

半導体大手エヌビディアが続落した影響で、S&P500やナスダックは下落しています。
そして4日に発表された経済指標も弱い結果だったことも、下落の要因になっています。(後述します)

その他個別銘柄のUSスチールは大幅下落。バイデン米大統領が日本製鉄によるUSスチール買収計画を阻止する準備を進めていると、事情に詳しい複数の関係者が明らかにしたことが影響しています。

ダウ平均はほぼ横ばいですが、主要3指数の中で唯一前日比プラスで取引を終えています。ダウ平均の構成銘柄からインテル(INTC)が除外されるのでは?、との噂が出ています。
ただしもし除外されるとしも、新規の構成銘柄のパフォーマンスが良ければダウ平均の底上げになるため、動向に注目していきましょう。

株式終値前日比変化率
S&P5005520.07-8.86-0.16%
ダウ工業株30種40974.9738.040.09%
ナスダック17084.30-52.00-0.30%

出典:Yahoo!finance

USスチールの株価

出典:Yahoo!finance

ヒートマップはこのような状態になっています。全面安だった昨日とは違って、少し持ち直している銘柄が多いです。

出典:Finviz 

債券市場

米国債の状況

米国債利回りは弱い経済指標の発表を受けて低下し、一時2年債利回りは10年債利回りを下回った。つまり逆イールドが一瞬解消されたということ。
一瞬とはいえ逆イールドが解消されたのは、今年2度目。歴史を振り返ってみると、逆イールドが解消された後に景気後退が到来することが多い。
投資家は警戒感を強めた方が良いと思います。

国債直近値前日比(bp)変化率
米30年債利回り4.06%-6.2-1.49%
米10年債利回り3.76%-7.4-1.93%
米2年債利回り3.76%-10.3-2.67%

為替市場

ニューヨーク外国為替市場では、7月の米求人件数が、予想中央値810万件に対して結果767万3000件に減少といった、米労働市場の冷え込みを示す新たな経済指標が発表されました。

これを受けて、ドル円は1ドル=143円後半で取引を終えています。

原油先物

原油先物価格は下落、約1年ぶりの安値となりました。

WTI先物は前日比1.14ドル(1.6%)下げて、1バレル=69.20ドルで取引を終えています。

数ヶ月間サポートになっていた73ドルを下に抜けてきたため、本格的な下落局面に突入する可能性があります。
ただもしこのまま下落が続いたとしたら、ガソリン価格上昇によるインフレ再燃懸念は心配しなくて良くなります。これは良い面です。
しかし、ガソリン価格の低迷は景気動向の行く末に左右します。インフレは再燃しなくても、景気後退に入ってしまう可能性があることには注意しておいた方が良いでしょう。

出典:みんかぶ

金先物

金相場は上昇。求人件数の悪化を受けて、FRBが大幅な利下げに踏み切ると市場関係者が思ったため、金が買われました。

ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、前日比3ドル(0.1%)高の1オンス=2526ドルちょうどで取引を終えてます。

出典:みんかぶ

指標

投資家の恐怖を表すVIX指数は、現在21.33。(前回は20.71

出典:Trading View

強欲指数であるFear&Greed Indexは、”中立”を指しています。
ここ数日強欲を指していた同指数ですが、中立まで下がっています。投資家の株式に対するセンチメントが、悪化していることが伺えます。

出典:CNN Business

まとめ

昨日も米国株の下落の煽りを受けて、日経平均が1,000円近く下落する事態になりました。
それくらいボラティリティの大きい相場になっています。

市場参加者は現在、6日に発表される8月雇用統計に注目しています。
その結果次第では、さらなるボラティリティの大きい(値動きの激しい)相場になるでしょう。

いつも書いていますが、大事なのは今市場にあるリスクを認識しつつ、後悔のないポジションをとっていくことです!
相場に居続けることを考えて、そして株価が上昇したとしても暴落したとしても納得いく投資を行っていきましょう。

今回は以上になります。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

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なおモン
閉塞感を感じている現状を変えるべくブログを開設しました noteもやってますので、よろしければ下のリンクから覗いてみてください ※当ブログにはプロモーションが含まれています。

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