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米国市況まとめ PR

9月3日の米国市況まとめ

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株式市場

レイバーデー(米国の祝日)明けの米国株市場は下落となりました。週初めの取引としては幸先が悪いです。
S&P500は8月5日以来の−2.12%の大幅安。
ダウ平均は-1.51%、ナスダックに至ってはエヌビディアが大幅に売られた関係で-3.26%となりました。

市場参加者は今週発表される8月雇用統計に身構えています。通常利下げは株式にとってポジティブな材料なのですが、リセッション(景気後退)懸念が浮上している今の米国経済において、「FRBが積極的な利下げに踏み切るのでは?」との思惑がある為です。

実際3日に発表された米経済指標では、8月のISM製造業指数が5カ月連続で活動縮小、生産の指数は5カ月連続で低下となっています。
これは2020年5月以来の低水準とのこと。
新規受注の指数も縮小圏にとどまり、15カ月ぶりの低水準。新規輸出受注も縮小が続き、1月以来の低い水準となった。

製造業において悪いデータがこれほどまでに出てきている今、0.25%の利下げで足りるのか?疑問が残ります。

株式終値前日比変化率
S&P5005528.93-119.47-2.12%
ダウ工業株30種40936.93-626.15-1.51%
ナスダック17136.30-577.33-3.26%

出典:Yahoo!finance

ヒートマップはこのような状態になっています。生活必需品やヘルスケア部門のディフェンシブ銘柄以外は、ほぼ全て売られていることが分かります。

出典:Finviz 

債券市場

米国債の状況

米国債相場は上昇しました。10年債利回りは7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下しています。

国債直近値前日比(bp)変化率
米30年債利回り4.13%-6.4-1.54%
米10年債利回り3.84%-6.7-1.71%
米2年債利回り3.87%-4.7-1.21%

債券市場の参加者は現在、年内の利下げ幅を1ポイント(1%)と予想しています。
年内残る3回の政策会合のうち1回で、50bpの利下げが行われる、と見通しているようです。

為替市場

ニューヨーク外国為替市場では、3日の経済財政諮問会議に出席した植田総裁の発言、物価の見通しが実現していくとすれば「引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整」する方針を受けた円買いの流れが継続し、ドル円は1ドル=145円後半で取引を終えています。

原油先物

原油先物価格は大幅安。リビアの産油再開につながる合意が近いとの見方から、世界的な原油需要低迷への懸念がトレーダーの間で強まった為。

WTI先物は前日比3.21ドル(4.4%)安の1バレル=70.34ドルで取引を終えています。

チャートで見ても分かりやすい大陰線をつけています。

出典:みんかぶ

金先物

金相場は3営業日続落。今週末に8月の米雇用統計が発表され、米利下げの道筋に影響を与える可能性があることから、慎重な動きが広まった為

ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、前日比4.60ドル(0.2%)安の1オンス=2523ドルちょうどで取引を終えてます。

出典:みんかぶ

指標

投資家の恐怖を表すVIX指数は、現在20.71と急上昇。(前回は15.01
雇用統計を控えた株式の大幅売りを反映しています。

出典:Trading View

強欲指数であるFear&Greed Indexは、”強欲”を指しています。

出典:CNN Business

まとめ

今週はFRBの金融政策を決めうる雇用統計が発表されます。
この結果次第でボラティリティの大きい相場になることが予想されます。

いつも書いていますが、大事なのは今市場にあるリスクを認識しつつ、後悔のないポジションをとっていくことです!
相場に居続けることを考えて、そして株価が上昇したとしても暴落したとしても納得いく投資を行っていきましょう。

今回は以上になります。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

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なおモン
閉塞感を感じている現状を変えるべくブログを開設しました noteもやってますので、よろしければ下のリンクから覗いてみてください ※当ブログにはプロモーションが含まれています。

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