9月は株式分割が控えている銘柄が多数あります。今分かっているものだけでも47銘柄あります。
株式分割する目的としては、「若年層を中心に投資家層の拡大を狙う目的」と、「株式の流動性を高めるため」に行われます。
すでに持っている株主に対しては価値をそのままに保有株数を増やすことに繋がります。一方新規で購入する場合、購入単価が低く(安く)抑えられるのも株式分割の魅力の一つです。
今まで手を出しづらかった銘柄を買えるようになり、長期的にみて成長が期待できる優良企業への投資もしやすくなります。
そこで今回は【9月に株式分割を控えるオススメ企業】をご紹介します。
個人的に分割前に保有をしておきたい銘柄を取り上げてますので、ぜひ最後までお付き合いください。
一つ注意していただきたいのが、今回の記事は投資を推奨する意図はありませんし、今から絶対買い向かうべきと主張したいわけではありません。
株式分割は短期的に上昇を狙いやすいのは株式分割”前”でして、それ以降は軟調な展開になりやすいです。
実際昨年25分割を発表したNTT(日本電信電話)は、地合いの悪化も勿論あれど、今年1月につけた192円以降、株価は冴えない展開が続いています。
今回知った銘柄にすぐには手を出さずに、実際に投資をする際は、しっかりと自分なりに情報収集をしたのち、判断をしていただきますようよろしくお願いします。
それでは本題に参ります。
アサヒグループホールディングス
アサヒグループホールディングスは、9月27日に1:3の株式分割を発表しています。
説明不要のビールを含めた飲料業界のトップ企業になります。
現在の株価約5,400から計算すると、約1,800円台で投資することができます。
しかし、先日の決算発表で”株主優待の廃止”を決定しましたので、優待目的での投資はできなくなった点には注意してください。
ソフトバンク
言わずと知れたNTTドコモ、auと並ぶ通信業界の一角。
※ただし、あくまで今回ご紹介するのは親会社のソフトバンクグループではないので、ご注意ください。
そんなソフトバンクは9月27日に10分割を発表しています。
株価は現在2,038円。分割後は約200円台で投資することができます。
株主優待も新設されますので、投資を検討する際はコチラの材料も含めてみてはいかがでしょうか?
日本取引所グループ
この企業が無くなれば日本が終わる、それくらい重要な証券取引所を運営している企業です。
そんな日本取引所グループは、9月27日に2分割を発表しています。
現在の株価は3,368円。分割後は約1,700円前後で投資をすることができます。
冒頭で短期的に軟調な展開になると申し上げましたが、この銘柄は本当に永久保有を検討しても良いくらいの銘柄だと考えています。
岩谷産業
岩谷産業は産業用・家庭用ガス商社であり、LPG販売で首位を担っています。
カセットこんろのガスを取り扱っていることで有名な企業ですね。くらしに欠かすことのできない商品を扱っている無くてはならない企業です。
そんな岩谷産業は、9月27日に4分割を発表しています。
現在の株価は8,868円。分割後は約2,200円台で投資をすることができます。
配当利回り自体は1%台とそこまで高くないのですが、ここ10年は増配を続けています。しかも中期経営計画で27年度までは減配を行わない累進配当を発表しています。
株主還元に積極的な姿勢が分かりますので、将来的な増配期待で保有してみても良いかもしれません。
ヤマハ
楽器の販売を中核にしている企業です。その規模は世界最大となっています。
最近では自動車部品、半導体開発にも力を注いでいます。
そんなヤマハは9月27日に3分割を発表しています。
現在の株価は3,497円。分割後は1,100〜1,200円台で投資することができます。
ただし株価としては2021年につけた高値から下落を続けており、8月5日の暴落でついに株価約3分の1まで下落してしまいました。
これは業績を押し上げている要因が為替によるものが大きい点が株価下落につながっていると思われます。
ヤマハの売上地域は70%以上がもはや海外です。なので、ここ数年続いた歴史的な円安の恩恵を享受してきました。
これから円高にむかそうな機運が漂っている中で、先行き見通しの悪さが存在するのが懸念点に挙げられます。
ここが底打ちなのか、まだまだ下落基調が続くのか、しっかり見極めて投資をすることが重要になってくる銘柄だと思います。
まとめ
繰り返しになりますが、今回ご紹介した銘柄を「今すぐ買え!」と煽り立てるわけではありません。
実際に投資をする際は、しっかりと自分なりに情報収集をしたのち、判断をしてください。
今回は以上になります。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。