株価30％上昇！インテリア最大手「ニトリホールディングス」の投資タイミングは？

『投資をもっと楽しく身近に』をコンセプトに、投資未経験の方にも参考になるような企業紹介をしていくコーナーです。

今回取り上げる銘柄は証券コード【9843】ニトリホールディングスです。

「お、ねだん以上」のキャッチコピーでお馴染みの家具＆インテリア販売チェーン最大手企業になります。
2023年10月2日に日経平均構成銘柄に採用された企業でもあります。

そこで今回は【9843】ニトリホールディングスの事業内容や現在の指標面、狙うとしたら何時か？、といった私個人の見解を交えながらお届けしてまいります。

ご自身の投資判断の参考に、是非最後までお付き合いください。

それでは本題に参ります。

Table of Contents

事業内容＆業績

事業内容

「お、ねだん以上」というキャッチコピーのように、誰もが気軽に買える価格設定と、高い品質・機能を両立させることを理念に掲げており、
実店舗での販売のみならず、商品の企画や原材料の調達から製造・物流・販売に至るまでの一連の過程の中間コストを極力削減、という企業努力をしながらビジネスモデルを展開しています。

業績

業績に関しては今年5月に発表された本決算にて過去最高売り上げを叩き出すも、前年比で減益。
※所々数字と過去最高の表記が合っていないところがありますが、これは2023年期は決算付きの変更で13ヶ月分で計算されたためです。

今期（2025年期）予想は増収（過去最高売り上げ見通し）＆増益となっています。

四半期決算は好調で、前年同期比で売り上げ＆利益共にプラスとなっています。
経常利益進捗率は第一四半期通過時点で26.9％。このままいけば目標達成できる水準です。

有利子負債倍率（利息のつく借金をどれくらい持っているのか？）0.15倍。
自己資本比率は75.0％となっていて、財務的に問題のない状態です。

2024年期の販管費（販売費及び一般管理費）は、約3,280億円。月ベースで換算すると約273億円の固定費がかかっています。
直近の第一四半期決算時点で、1年以内に返済しなければいけない負債（買掛金や未払金、借入金など）は約2,400億円あり、同じく第一四半期時点で現預金を約1,340億円持っています。
仮に売り上げが0になる事態に陥った場合、固定費の面では５ヶ月持つ計算です。
短期で支払わなければいけない負債を支払っていけば、更に資金繰りが厳しくなります。
ですので、それほどキャッシュポジションを持っていないことが分かります。

株価＆各指標面

株価は記事作成時点で22,750円。値嵩株となっています。

今年5月の本決算発表で窓を開けて急落して以降、株価が軟調な展開が続きました。
これは本決算の内容が芳しくなかったことが挙げられます。
この時までニトリは36期連続増収＆増益を達成してきていました。その華々しい記録が途絶えたことが、失望売りに繋がったものと推測できます。

長期で見てみますと、今年3月につけた上場来高値の24,420円から急落し反発していることが分かります。
今後もう一度上場来高値を試す展開になるかもしれません。

PERは27.9倍、PBRは2.80倍と割高な位置にいます。

配当利回りは0.67％。
20期連続で増配を実施しています。
実施できるかどうかはさて置いて、2025年期も更なる増配予想を出していて、企業のHPにも「成長投資を行いつつ、高いROEの水準を維持するとともに、積極的な株主還元に努めていきます。」と明記しているため、一定の安心感はあります。

株主優待

ニトリホールディングスは株主優待制度を実施しています。

内容は、株主お買物優待券を年1回発行し、全国のニトリ・デコホーム・島忠・ホームズ及びNプラスの各営業店舗でお買物をすることができます。

保有期間1年未満で100株以上の場合…株主お買物優待券5枚（1枚につき 10％割引）
保有期間1年以上で100株以上の場合…株主お買物優待券10枚（1枚につき 10％割引）
保有期間1年以上で500株以上の場合…株主お買物優待券15枚（1枚につき 10％割引）

投資戦略

具体的な投資戦略に関してはnoteにまとめています。ソチラも合わせてお願いします🙏
⇩

https://note.com/naomon_free/n/n621194a10ffb?sub_rt=share_sb

まとめ

今回は証券コード【9843】ニトリホールディングスについて取り上げました。

アメリカの弱い経済指標、金融政策の行く末＆為替相場が不安定な時期、ボラティリティが大きい相場に突入しています。
実際日本株に関しても1,000円規模で値動きすることも珍しくなくなってきています。

先々の株価や業績に関するネガティブな要素が出始めている現状だからこそ、最悪の場合を想定しつつ投資をしていきましょう。
この記事を読んだ皆さんも、ぜひ自分なりに考えて投資判断をしていってください。

なるべく分かりやすく解説するよう心がけていますが、今回取り上げた話題難しく感じた方でも、書籍＆他の方のブログ・SNS等で勉強して、少しづつ取り組んでいけば自然とできるようになります。
”勉強”と書けば堅苦しく感じますが、”ゲームの攻略法を調べている”そんな気持ちで学び続けて、投資経験を積んでいってください。

今回の記事を読んで「投資を始めてみようかな？」と思った方もいらっしゃると思います。ですが、そもそも証券口座を開設してなければ投資を始められません。
投資に興味がある方＆まだ始めていないという方は、証券口座の開設だけでも済ませておきましょう！
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