株価反発の兆し！「ヤクルト」の投資タイミングについて

『投資をもっと楽しく身近に』をコンセプトに、投資未経験の方にも参考になるような企業紹介をしていくコーナーです。

今回取り上げる銘柄は証券コード【2267】ヤクルト本社です。

乳酸菌飲料「ヤクルト」を販売する最大手企業。ヤクルトレディといった独自の販売員網に強みがある企業になります。

そこで今回は【2267】ヤクルト本社の事業内容や現在の指標面、狙うとしたらどのタイミングか？、といった私個人の見解を交えながらお届けしてまいります。

ご自身の投資判断の参考に、是非最後までお付き合いください。

それでは本題に参ります。

Table of Contents

乳酸菌シロタ株を多く含む乳酸菌飲料「ヤクルト」を主軸に展開しています。
商品ラインナップも豊富で、数年前に高価格商品であり「ストレス緩和」「睡眠の質向上」の機能を謳った「Yakult1000」の発売が話題になりましたね。

海外事業にも注力していて（今ではこっちが主力の稼ぎ頭）、現地生産、現地販売を基本とする方針を行なっています。

他にも化粧品事業や医薬品事業も展開しています。

業績

業績としては、好調そのもので年々増収。利益も着実に右肩上がりとなっています。
今期（2025年期）は売り上げ＆利益共に過去最高見通しとなっています。

詳しくは後述しますが、主力販売先である中国での販売不振や円安による原材料費の高騰などがありつつも、しっかり利益が右肩上がりなのは「企業努力が凄い」と言わざるを得ません。

四半期決算もまずまずです。

有利子負債倍率（利息のつく借金をどれくらい持っているのか？）0.14倍。
自己資本比率は66.8％。財務的には問題ない水準です。

2024年期の販管費（販売費及び一般管理費）は、約2,365
億円。月ベースで換算すると約197億円の固定費がかかっています。
直近の第1四半期決算時点で、1年以内に返済しなければいけない負債（買掛金や未払金、借入金など）は約1,400億円あり、同じく第1四半期時点で現預金を約2,640億円持っています。

仮に売り上げが0になる事態に陥った場合、固定費のみの支払いだけに限定すれば約13ヶ月（約1年）持つ計算です。

業種によって違いはありますが、大体固定費の３〜６ヶ月分現金を持っていれば優良企業と判断されます。
なので手元のキャッシュは十分すぎるほど余裕がある企業です。
負債に対して２倍の現金を持っていることから、負債と現金のバランスが良いのも魅力の一つですね。

株価＆各指標面

株価は記事作成時点で3,350円。
実は去年から株価が下落基調になっていて、高値から約50％近く暴落していました。

業績事態は好調そのものなのですが、この下落に関しては「ヤクルト1000」の話題性が落ち着いたことと、主力市場である”中国の景気減速懸念”（実際去年は販売本数が減少しています）といった先行き不透明感が大きく影響しています。

そんな不透明感がありつつも、直近は株価が反発しており、今年上抜けれなかった3,300円の株価ラインを超えています。

PERは18.3倍、PBRは1.77倍と、一般的には割高に該当します。

配当利回りは1.91％。
配当金に関しては「継続的な増配を目指すことを最優先とし、将来の事業拡大や収益向上を図るための資金需要および財政状況ならびに当期の業績などを総合的に勘案して配当金額を決定」する方針を打ち出しています。
今期（2025年期）は8.5円増配の年額64円を予定としていて、株主還元に積極的な姿勢が伺えます。

株主優待

優待の内容としては、100株以上保有で商品の詰め合わせ。そして東京ヤクルトスワローズオフィシャルファンクラブ（スワローズクルー）に無料で入会できる権利の２種類となっています。

100株以上1,000株未満保有

アップルジュース(200ml)×1本
パイナップルジュース(200ml)×1本
きになる野菜１００贅沢野菜1日分(200ml)×1本
きになる野菜白ぶどう＆ほうれん草(200ml)×1本
佐賀の神埼そうめん(2人前)×3袋
（3年以上継続保有が条件）＜医薬部外品＞ポッシュママ薬用スキンクリーム（1個）

1,000株以上保有

アップルジュース(200ml)×2本
パイナップルジュース(200ml)×2本
きになる野菜１００贅沢野菜1日分(200ml)×2本
きになる野菜白ぶどう＆ほうれん草(200ml)×2本
オリゴ糖入り梅ドリンク(200ml）×2本
ヤクルト蕃爽麗茶(200ml)×2本
佐賀の神埼そうめん(2人前)×3袋
佐賀の神埼中めん(2人前)×3袋
リベシィローション×1本
（3年以上継続保有が条件）リベシィミルク2（モイスチュア）（1本）

投資戦略

具体的な投資戦略についてはnoteにまとめています。よろしければソチラもお願いします。🙏⇩

https://note.com/naomon_free/n/n75595b4155c0?sub_rt=share_sb

まとめ

今回は乳酸菌飲料販売大手企業である証券コード【2267】ヤクルト本社について取り上げました。

アメリカの金融政策の転換＆為替相場が不安定な時期、そしてボラティリティ（値動き）が大きい相場に突入しています。
実際日本株に関しても1,000円規模で値動きすることも珍しくなくなってきています。
総裁選で石破茂元幹事長が総裁に決定した際にも、日経先物が暴落するなど、かつてないほど不安定な相場になってきています。

大事なのは自分の考えを持った上で、最悪の場合を想定しつつ、”後悔のない投資”をしていくことです。
この記事を読んだ皆さんも、ぜひ自分なりの考えを持って投資判断をしていってください。

なるべく分かりやすく解説するよう心がけていますが、今回取り上げた話題難しく感じた方でも、書籍＆他の方のブログ・SNS等で勉強して、少しづつ取り組んでいけば自然とできるようになります。
”勉強”と書けば堅苦しく感じますが、”ゲームの攻略法を調べている”そんな気持ちで学び続けて、投資経験を積んでいってください。

今回の記事を読んで「投資を始めてみようかな？」と思った方もいらっしゃると思います。ですが、そもそも証券口座を開設してなければ投資を始められません。
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