こんにちは。
なおモンです。
今日の話題
東京証券取引所のプライム市場。個人に留まらず、世界中の投資家から資金が流入する日本の証券市場です。
そんな東証プライム市場の騰落率ランキングを見る機会がありました。(昨日6/20時点)
今回は、『その騰落率ランキングワースト3の企業を見て思ったこと』をテーマに書いていこうと思います。
騰落率ワースト3企業
企業名と騰落率は以下の通りです。
- 1位:ドリームインキュベータ〈4310〉……前日比-195円(-8.71%)
- 2位:FPパートナー〈7388〉……前日比-178円(-6.83%)
- 3位:コーセル〈6905〉……前日比-93円(-6.81%)
1位:ドリームインキュベータ〈4310〉は、大企業向け戦略コンサル事業が主な柱になっています。新規事業支援も行なっている強みも持ち合わせています。電通グループ持分適用会社となっています。
※四季報オンライン参照
こちらの企業は、要因が特段見当たらない中で、下落をしています。
強いてあげるなら、定例株主総会があまりよろしくない、否定的な意見があった、ことが下落の原因なのではないか?と言われています。
2位:FPパートナー〈7388〉は、生命保険軸の訪問型乗り合い代理店を展開している企業です。マネードクターが有名ですね!来店型店舗も展開しています。会社が集客、営業社員は募集と分業体制をとっています。
※四季報オンライン参照
こちらの企業は、今絶賛話題になっていますね。ニュースで見聞きしたことんある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
「金融庁が保険販売(募集)を委託している生命保険各社との取引をめぐって、実態調査に乗り出している」という報道以降、連日株価がストップ安の状態になっています。
こちらは下落要因が分かりやすいですね。
3位:コーセル〈6905〉は、産業機器向け等に使用されるスイッチング電源の標準品で国内2位のシェアを占めています。今年、台湾LITE‐ON社が筆頭株主になったことが大きなトピックになった企業です。
※四季報オンライン参照
こちらの企業は、先日6月19日に本決算発表があり(私も目を通しました)、24年5月期は売上高、営業利益、経常利益、純利益いずれも過去最高を更新していました。これだけ見ると、株価に好影響を与えても良さそうなものなんですが、来期「25年5月期は前期比30.6%減の54.4億円に落ち込む見通し」を発表したことが嫌気されて下落に繋がっています。
「良かったの今年で、来年は悪くなるのか〜」「だったら今の内に利確だったり売り逃げしちゃえ〜」という思惑が働いたんだと考えてます。
典型的な”好材料出尽くし”で株価が下落したパターンですね。
まとめ
今回は【東証プライム上場銘柄の騰落率ランキングワースト3の企業を見て思ったこと】をテーマにお届けしてきました。
今回まとめてみて改めて思ったことは、「やっぱり先々の株価なんて読めない!」です。
株価予想はやっても意味がない、とは言うつもりはありませんが、難しいことには変わりありません。
業績や何か不祥事を起こしたことで株価が下落するのは理解できるのですが、材料出尽くしで株価が変動するなんて、素人の私には意味がわかりません。
とはいえ、下落要因もしくは上昇要因を調べたり、自分なりに考えたりするのは楽しいですし、それによって投資に対する理解や解像度が上がる気がします。
皆さんもお時間がある時に、考察をしてみてはいかがでしょうか?
今回は以上になります。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。