世界トップ企業に上り詰めたアルファベット。検索サービス「Google」や動画サイト「Youtube」を手掛けている企業です。
もはやインフラの一部と言っても過言ではないくらい、私たちの生活に馴染んでいます。
なぜここまで成長し続けてこれたのでしょうか?
複数要因があると思いますが、その要因の一つに「組織のビルドが上手かった」というのがあると思っています。
一体どういうことか?
それはGoogleが採用している「心理的安全性」にあります。
心理的安全性とはハーバード大学のエイミー・エドモンドソン教授が1999年に提唱した心理学用語です。
”組織やチームにおいて、自分の意見や気持ちを安心して表現できる状態”を指しています。
ものすごく端的に説明すると、「あなたはここにいて良いんだよ、だれもあなたを責めたり除け者にしたりしないよ」の考え方が組織全体に浸透している状態のことです。
Googleは2015年に「チームの生産性・パフォーマンスを高める最も重要な要素は、心理的安全性である」と発表しました。それ以降、心理的安全性という考え方が広く認知され注目されてきました。
何を言っても否定してくる役員&上司のもとでは、誰も何も言いませんよね?
たとえそれが明らかに間違った方向に進むことが目に見えていたとしても。
そんな環境では本来の実力を出すことは難しいと思います。
仕事のできる人たちが引っ張るワンマン経営も勿論メリットがあることは承知していますが、それが生産性の高い&チームメンバーのパフォーマンスの高い状態になるとは限りませんよね?
むしろ逆になると個人的に思います。
タイトルに書いた「居心地の良い」というのは、決してぬるま湯に浸かったような、仲良しこよしの組織とはまるっきり違います。
チームメンバー各々が最も生産性の高い状態にあること、を指しています。
チームとして組織として仕事をする以上、個人個人のパフォーマンスが高いことが求められます。
具体的にどうすることが、心理的安全性を高めることにつながるのか?
それには以下の取り組みが挙げられます。
- 質問や相談しやすい環境を作る
- 発言の機会を均等にする
- 業務以外で会話する機会を作る(1on1ミーティングなど)
- 常日頃から感謝の気持ちを持つ
- 価値観を共有する
- 徐々に成功体験を感じさせる
- 評価基準を随時見直す
- サポート制度を確立させる
生産性の高い組織では成果も出やすいですし、新しい価値観・イノベーションも起きやすい環境を作ることが出来ます。
組織作りやチームづくりの参考に少しでもしていただけると幸いです。
今回は以上になります。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。