昨日この記事を投稿しました。
その記事の内容としては、通信大手KDDIの関連会社の理事長が現行犯逮捕されたことについて、今後の株価への影響について触れています。
私としては、株価へ”ほぼ確実に悪い影響”を与えるだろう、こう思っていました。
一つ不祥事の例を挙げると、石油元売り大手のENEOSで昨年起こった社長のセクハラ(酒に酔って女性に不適切な行為があったこと)を受けて、社長が解任される事態になりました。ENEOSの場合、社長によるセクハラで2年連続社長が解任されてます。その後、株価も下げてます。
こういった例があるため、いくら関連会社とはいえ株価にネガティブな影響があるだろう、と考えてました。
ですが、本日のKDDIの株価は東証が開場した瞬間、窓を開けて上昇しています。そのあとは午後にかけてゆっくり下落したものの、結果的に前日比0.71%の上昇で取引を終えました。
これには正直驚きました。思っていた動きと逆に動いたのですから…
そしてKDDIなんですが、いくらハッキリとした状況が分からないとはいえ、今現在で何も公式に発表していないことにも驚きです。それは渦中の公益財団法人にも同じことが言えて、HPは何も更新がなく、声明文もありません。少なくとも、「現在調査中です」くらいの発表はあるんじゃないかと思っていんですがね…
今回の件で改めて思ったことは、「やっぱり短期的な株価の上がり下がりを考察するのって不毛だな」です。
結果を見てから「あーだこーだ」言うことは正直簡単だと思います。
今回の件でも、
「KDDIの業績には何ら影響ないでしょう」
「KDDIだったら真相究明した後、毅然とした対応をしてくれるだろう」
「大半の人は『KDDIの株価は下がる』と思うはずだから、ここは逆張りしよう」
「(米国株投資でよくある)Bad news is Good newsだから今は買いだ!」
このような思惑が働いたから株価は上昇したんだ、といくらでも言えてしまいます。
しかし、どこまで行っても先ほど挙げた理由は後付けなので、正直意味が無いと思います。本当に知りたいのは、「未来の株価がどうなるか?」なんですから。
とはいえ今回の件で身に染みましたが、短期的な株価の予想を的中させることは難しい(というより”不可能”)と改めて思いました。
※考察するのは楽しいんですけどね😅
やっぱり私が取り組んでいる中長期投資においては、腰を据えて長い目で見て株価は伸びるだろう、そう思える銘柄に投資していくのが無難だな、そう強く思いました。そっちの方が私自身の性に合っているとも思います。
これからも短期的な株価に振り回されず、相場から退場しないように、投資を続けていきたい、と決意を固めました。
今回は以上になります。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。