広告リンク
なおモンの方丈紀 PR

【AIバブル終焉】正念場を迎えるアメリカのハイテク株 対して日本は…

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

今週は米国株投資家にとって重要な週になります。

月末の30&31日のFOMCだけでなく、「JOLTS求人件数」の発表があります。
そして、30日にはマイクロソフト、31日メタ・プラットフォームズ、8月1日Amazon&Apple、といったこれまで米国株を牽引してきたメガテック企業の決算発表が控えてます。

上記の企業はAI関連へ多額の投資を行ってきました。そして先週発表されたアルファベット(Google)の決算発表後には、「人工知能(AI)関連への支出が短期的な利益に照らすと過剰になっている」との懸念が市場参加者の間で高まってます。
それを表すかのように、アルファベットの決算は悪くない(むしろ良かった)にも関わらず、5%下落しました。
この下落に関しては、投資家からの期待値が大きすぎたのが要因です。

アルファベットに限った話ではありませんが、世界的な企業に成長してしまったら、決算も良いのは当たり前で、それ以上に素晴らしくなければいけないからです。
※GoodではなくAwesomeでなければいけません。

ジョーンズトレーディングのチーフ市場ストラテジスト、マイケル・オルーク氏は「今回の決算発表は本当に重要だ」と指摘しています。
「予想を超えられなかった場合、AIは期待されていたような成果を生み出していないと解釈されることになる」と語ってます。

実際最近の米国株はハイテクやAI関連銘柄への投資が一段落し、小型株のラッセル2000や景気後退懸念からディフェンシブ銘柄への投資にシフトしています。
そしてAIブームを引っ張ってきたNVIDIAの株価は、6月18日に付けた過去最高値から17%下落しているなど、売り圧力が強まってます。

全ては決算次第になりますが、投資家の失望を助長する決算になれば『AIブーム』は終わりを迎えてしまうことでしょう。
ナスダックや個別の半導体関連銘柄に投資をしている方は、すぐに撤退できるような準備をしておいた方が良いかもしれません。
特に、SOXLやレバナスに長期投資をしている人は、注意しなければいけない局面に差し掛かっていると思います。

対して日本では、今日日経平均が一時1000円高になるなど、ここ最近の不調を取り戻すかのように上昇しました。
アメリカの利下げ期待で、景気敏感株に買い注文が入ったことによる上昇のようです。
そして終値は801円高の38,468円で取引を終えました。

出典:株探

ですが、忘れてはいけません。今週日銀も金融政策決定会合があることを!

「日銀もとうとう利上げするのか〜?」といった思惑を織り込む形で、株式や為替相場が調整されていますが、植田和男総裁は6月会合後の記者会見で、7月の利上げについて「その時までに出てくる経済・物価情勢に関するデータないし情報次第で、短期金利を引き上げて金融緩和度合いを調整することは当然あり得る」と発言してます。
つまり経済データ次第とのことになりますが、私は利上げはない(できない)と思っています。

基調的な物価上昇率2%を目標にしているようですが、”ここ最近2%を下回っている”という見方もあるようです。
それに、今回の利上げは0.1%⇨0.25%への小幅な利上げに留まるだろう、と思われてますが、変動型住宅ローン金利などに影響を及ぼす可能性があります。(というか起こります)

為替も今現在では153円台後半ですが、利上げをしたら円高に向かう可能性が大きいです。どれくらいの水準まで円高になるかは分かりませんが、日本企業が想定している為替レートが145円近辺なので、それを超えてしまうなら日本企業、特に輸出企業にとっては逆風です。

大企業が筆頭とはいえ賃金も上がっているとはいえ、実質賃金で言えば26ヶ月マイナス、それも絶賛更新中です!
その結果個人消費も弱くなってます。
私は「個人消費が上向いてから利上げしても遅くはないんじゃないか」と思ってます。そもそも、そんな日が来るかどうかも怪しいですがね…

とはいえ、今週のあらゆる指標に注目していきましょう!

今回は以上になります。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

ABOUT ME
なおモン
閉塞感を感じている現状を変えるべくブログを開設しました noteもやってますので、よろしければ下のリンクから覗いてみてください ※当ブログにはプロモーションが含まれています。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA