『投資をもっと楽しく身近に』をコンセプトに、投資未経験の方にも参考になるような企業紹介をしていくコーナーです。
今回取り上げる銘柄は証券コード【2875】東洋水産です。
そんな【2875】東洋水産の事業内容や現在の指標面&状況をまとめた記事になります。
ご自身の投資判断の参考に、是非最後までお付き合いください。
投資の推奨ではありませんので、実際に投資する際は自己判断のもと行っていただきますよう、宜しくお願いします。
それでは本題に参ります。
目次
- 事業内容&業績
- 事業内容
- 業績
- 株価&各指標面
- 株主優待
- 投資戦略
- まとめ
事業内容&業績
事業内容
タイトルにも書いたように「赤いきつねうどん」「緑のたぬき天そば」が主力商品の一つ。
※記事作成する際、東洋水産公式HPを確認したところ「赤いきつねうどん」「緑のたぬき天そば」は地方ごとにパッケージが違っているそうです。
旅行や出張等で他地方に行った時に確認してみたら、思わぬ発見があるかもしれません。
他にも「マルちゃん正麺」「麺づくり」「ごつ盛りシリーズ」「あったかごはん」そして縦型カップ麺「QTTA」を製造・販売しています。
業績
業績は右肩上がりで推移しています。
2024年期は売り上げ&利益共に過去最高を記録しています。
直近約20年の業績推移は、特にコロナ禍以降営業利益が顕著に上昇していて、利益率を改善して収益性が高くなっていることが分かります。
経常利益進捗率は第1四半期通過時点で29.4%。
今期の目標はこのままいくと十分達成できる進捗率ではあります。
有利子負債倍率(利息のつく借金をどれくらい持っているのか?)0.01倍。自己資本比率は80.3%、無借金経営となっています。
2024年期の販管費(販売費及び一般管理費)は、
約734億円。
月ベースで換算すると約60億円の固定費がかかっています。
第1四半期決算時点では、現預金を約2,422億円持っています。
仮に売り上げが0になる事態に陥った場合、固定費のみの支払いだけに限定すれば約4ヶ月持つ計算です。
業種によって違いはありますが、大体固定費の3〜6ヶ月分現金を持っていれば優良企業と判断されます。
その視点で言えば、比較的安定性の高い企業であると判断できます。
注意……販管費そのものの金額が固定費になるわけではないのですが、決算書からはそれ以上読み取れないので、当note記事では販管費=固定費という認識で記載しています。
株価&各指標面
株価は記事作成時点で8,827円。
長期的に力強く右肩上がりで上昇し続けてきて、今年5月に上場来高値をつけた後、じわじわと下がり続け停滞局面を迎えています。
PERは14.9倍、PBRは1.83倍。時価総額は9,787億円となっています。
配当利回りは1.93%。
過去10年間は減配の実績はありません。
2024年に大幅な増配をしています。
大幅増配に踏み切った理由としては結論よく分かりません。
2024年本決算と同時に発表された「剰余金の配当(増配)に関するお知らせ」では「通期業績及び財務状態等を踏まえ検討した結果」しか記載されていませんでした。
中期経営計画にも具体的に配当性向を何%にするとかは言及されていないため、今後はこの水準をキープもしくは業績次第で増減配すると思います。
株主優待
株主優待は1年以上継続保有することが条件になっています。
詳しい条件は、「年2回(9月、3月)確定する株主名簿に同じ株主番号で3回以上連続で記載されること」となっています。
具体的な優待内容は、保有株式数に応じて「商品詰め合わせセットまたは社会貢献活動団体への寄付どちらかを選択」となっています。
まとめ
今回は証券コード【2875】東洋水産について取り上げました。
投資する上で大事なのは、自分の考えを持った上で、最悪の場合を想定しつつ、”後悔のない投資”をしていくことです。
この記事を読んだ皆さんも、ぜひ自分なりの考えを持って投資判断をしていってください。
以上何か一つでも参考になっていただけましたら幸いです。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。