『投資をもっと楽しく身近に』をコンセプトに、投資未経験の方にも参考になるような企業紹介をしていくコーナーです。
アメリカの中央銀行にあたるFRBが、9月に利下げを行うことがほぼ確実視されている市況になりつつあります。それに加えて先日「日本もようやく利上げする可能性がある」といった思惑もあり、一時1ドル=156円台まで円高になりました。
昨今の日本企業は事業自体の堅調さも勿論あると思いますが、歴史的な円安による輸出利益&為替益、これらが影響して業績を押し上げてきた背景があります。
今はその流れが逆回転し始めた、兆候が見られつつある状況です。それは今まで円安による恩恵を受けてきた企業にとっては逆風です。
しかしこうした中、”円高”によって”事業環境が大きく好転する可能性がある”『円高メリット銘柄』が存在します。
そこで今回は【円高メリット銘柄】今だからこそ拾っておきたい食品会社というテーマでお届けしていきます。
業績の好調だけでなく、株価の上昇や配当金の増配といった株主還元にも期待がモテます。
ご自身の投資判断の参考に是非最後までお付き合いください。
それでは本題に参ります。
企業&事業紹介
『円高メリット銘柄』としてご紹介させていただくのは、証券コード【1332】ニッスイです。
言わずと知れた水産•食品業界の大手企業で、「サバの味噌煮」「さんまの蒲焼」といった主力の缶詰商品だけでなく、冷凍食品や魚肉ソーセージなど私たちの生活に馴染み深い商品を多数展開しています。
南米やニュージーランドなどを拠点とする漁業に加え、国内外にわたってブリ、ギンザケ、クロマグロ、カンパチなどの養殖を手掛けています。
2024年3月に発表された決算では増収増益、売り上げ&営業・純利益共に過去最高での着地になりました。これは円安による原材料調達コストの増加がありながらも、値上げで価格転嫁を行なったことが大きく影響しています。
今後、円高になることがあれば材料コストの削減につながるため、業績の押し上げ要因につながるでしょう。
とはいえ、どの程度円高へ振れるのか全く分からない点や日本の個人消費が冷え込んでいること、は注意が必要です。
思ったほど円高が進まなければ削減できるコストも小さくなります。
そして、いくら生活必需品に近い食料品とはいえ、買い控えが起これば売れません。
実質賃金が26ヶ月マイナスになっている日本です。少しでも安いものや買い控えでお金を工面している方も多いでしょう。
そうした将来への不透明感があること、今後もニッスイは業績を伸ばしていけるのか?については注視しましょう。
株価チャート
週足での株価はこの通りで、今年の3月につけた高値1002円から下落トレンドに入っています。しかし、直近では円高に振れる思惑が広がり買い戻され800円台後半の位置にいます。
PER、PBR、配当利回り
PERは11.5倍、PBRは1.11倍、配当利回りは2.70%となっています。
株高が続き割安感の薄れてきた日本株の中では、比較的割安な位置にいる銘柄と言えます。東証の要請にもあるPBR1倍以上という水準もクリアしていることから、今後に期待の持てる企業です。
配当金の推移に関しては以下のとおりです。
2020年以降少しづつ増配を行なっているため、現在では株価が上場以来高めの位置にいても配当利回りが2%超えと今後に期待の持てる企業です。
ですが懸念事項として、中期経営計画には「成長に向けた投資を行いつつ、株主還元を強化し配当性向 30%以上を目指します。」と記載がありました。累進配当や加減配当を宣言しているわけではないので、業績不振に陥れば減配や無配転落のリスクがあることは、認識しておいた方が良さそうです。
ただ、ここ数年の増配ペースは目を見張るものがありますので、引き続き頑張っていただきたいですね。
株主優待
保有株式数が500~1000株未満で3,000円相当の自社製品の詰め合わせ
保有株式数が1000株以上で5,000円相当の自社製品の詰め合わせ
がもらえます。
※今の株価から計算すると、約45万円の投資で3,000円分の優待なので個人的にはオマケ程度で考えた方が良いと思います。いや、食品をもらえて嬉しいんですけどね😅
まとめ
今回は【円高メリット銘柄】今だからこそ拾っておきたい食品会社というテーマでお届けして参りました。
国内市況が悪化している状況では、正直業績の成長は期待が持てません。しかし生活に強く根付いている商品も多いため、一定の需要や売り上げは見込めると思っています。
少なくとも無くなる、倒産するような事態にはならないと思っています。(上場廃止は可能性としてはありそうですが…)
そして意外なことに日経平均採用企業でもあります。「だからなんだ?」と思われそうですが、長期保有で長く付き合っていく、そういうスタンスで投資するのはアリだと思います。
候補銘柄の一つに入れてみてはいかがでしょうか?
もちろん食品業界ですので利益はブレにブレるでしょう。配当金の原資である重要な利益が生み出せない、そういった事態になれば減配&無配になる可能性があることには留意しておきましょう。
以上投資戦略の参考になれば幸いです。
今回取り上げた話題難しく感じた方でも、書籍&他の方のブログ・SNS等で勉強して、少しづつ取り組んでいけば自然とできるようになります。
”勉強”と書けば堅苦しく感じますが、”ゲームの攻略法を調べている”そんな気持ちで学び続けて、投資経験を積んでいってください。
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今回は以上になります。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。