【投資初心者向け紹介】一体なぜ？業界トップでも下落が止まらない有名株【日本株】

『投資をもっと楽しく身近に』をコンセプトに、投資未経験の方にも参考になるような企業紹介をしていくコーナーです。

今回ご紹介させていただく銘柄は、証券コード【2229】カルビーです。

説明不要の「ポテトチップス」や「じゃがりこ」「かっぱえびせん」などのスナック菓子を販売。『フルグラ』といったシリアルも展開しています。

海外にも進出しており、米国やイギリス、中国や韓国のみならず、タイ・シンガポールといった東南アジアやオーストラリアといった国で、サプライチェーンを構築しています。

少し古い資料になるのですが、中期経営計画によると国内だけでなく海外事業の拡大にも力を入れています。実際ここ数年、海外売上高を伸ばしています。ですが、国内売り上げは堅調に推移しているものの、営業利益＆営業利益率ともに悪化していて、どのようにして利益を確保していくか？模索している最中です。

そんなカルビーの株価チャートですが、直近10年ではヨコヨコ、まさしく軟調な株価になっています。
ただ日足ベースで見ると、だいたい3,000円近辺がサポートラインになっていて、今月に入って反発しています。
RSIも50台とそこまで過熱感はありません。ですので、今年つけた高値まで株価が回復するのか要注目です。

Table of Contents

PER＆PBR、配当利回り

PERは22.2倍、PBRは2.08倍となっていて、一般的に言われる水準から見れば割高ですが、ここ数日取り上げてきた食品業界の中では比較的割安です。

配当利回りも1.81％。配当金の額に関しても直近10年では増配傾向と好印象です。2025年度までの中期経営計画によると、「DOE4％・総還元性向50％を目処」となっており、株主還元を手厚くしていく方針転換の最中と解釈できます。自社株買いも定期的に行なっており、2023年度は421万株取得しており、約120億円の規模になります。

ただ2025年度までなので、それ以降の中期経営計画がどうなるか次第で、株主還元姿勢が変わってきます。
今後どのような計画を発表するのかには目を光らせておきたいです。
※個人的には自社株買いより「配当金を手厚くして欲しい」と思っています。株主優待もありませんし…

株主優待

先ほど少し触れてしまいましたが、残念なことにカルビーは株主優待を実施していません。

まとめ

今回は業界トップでも下落が止まらない有名株、証券コード【2229】カルビーについてご紹介しました。

値上げという日本におけるビッグイベントを経ても、国内では堅調に売り上げを出しており、昨年度は過去最高売り上げ＆利益を達成しています。

今後海外事業を伸ばしていけるか？価格改定を行なったとしても変わらず売り上げを確保できるのか？懸念事項はありますが、配当金は増配傾向ですので、”長期保有を前提に”候補銘柄の一つに入れてみても良いかもしれません。

以上投資戦略の参考になれば幸いです。

今回取り上げた話題難しく感じた方でも、書籍＆他の方のブログ・SNS等で勉強して、少しづつ取り組んでいけば自然とできるようになります。
”勉強”と書けば堅苦しく感じますが、”ゲームの攻略法を調べている”そんな気持ちで学び続けて、投資経験を積んでいってください。

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