「自分は何をやっても上手くいかない!」「自分はダメダメなんだ!」
できないことが多かったり、失敗続きだったりするとこのような考えに陥ってしまいがちになります。
ですがこの考え方でいると、”さらにドツボにハマっていく”ことにつながります。
ではどうすれば良いのでしょうか?
その答えは、”「自己効力感」を意識すること”です。
自己肯定感は聞いたことはあっても、自己効力感は初耳だという人も多いのではないでしょうか?
自己効力感とは…心理学の概念で、自分の力で目標を達成できるという自信や信念を指します。
※英語では「Self-Efficacy」と呼ばれ、心理学者アルバート・バンデューラが提唱した概念です。
簡単に言うと「自分で自分を信じる気持ち」のことです。
自己効力感が高い人は、困難や挑戦に直面しても粘り強く取り組む傾向があると言われています。
逆に自己効力感が低い人は挫折しやすく、目標達成への意欲が薄れやすいとされています。
何かにチャレンジするときは「自分ならやれる!」「自分なら上手くいく!」と思っている自己効力感が高い&強い人は、その思い通りに物事が上手くいく可能性が上がります。
とはいえ誰しも生まれつき自己効力感が高いわけではありませんよね?
そこまでポジティブに、自分に自信を持てないという方もいらっしゃるでしょう。
でも安心してください。自己効力感はちゃんと鍛えることができるのです!
具体的な方法としては、
- 成功体験を積む
- 周囲のサポートを受ける
- ロールモデルを持つ
- 自己暗示を利用する
- 自分の成長に目を向ける
などがあります。
成功体験を積む
小さな目標を、しかも短期的なものを設定し、それを達成することで「できた」という成功体験を積み重ねることが大切です。
それだけ小さな成功でも、それが積み重なることで大きな自己効力感につながります。
子供の頃を思い出してみてください。
スポーツにせよ、遊びにせよ、学校での勉強にせよ、恋愛にせよ?、やること全て最初から完璧にできたわけではありませんよね?
今の段階で出来ることに向き合い、達成し、それらを積み重ねることで出来ることが増えていったはずです。
大人になっても同じです。やったことのないことで成果が出ないのは当たり前なのです。だって成功方法を知らないのですから。
周囲のサポートを受ける
家族や友人などの身近な人からの励ましやアドバイスも、自己効力感を高める助けになります。
信頼できる人からの支援やポジティブなフィードバックは、自分の力を信じるための心の支えになります。
ロールモデルを持つ(成功している人を観察する)
目標を達成している人や、似た経験をして成功した人を観察することは、自分にもできるという感覚を育てます。
その人たちの行動や努力を見習うことで、「私もできるかもしれない」と感じられるようになります。
自己暗示を利用する
「自分にはできる」と自分に言い聞かせる自己暗示も効果的です。
前向きな自己対話を続けることで、次第に自己効力感が高まり、ポジティブな自己イメージが育ちます。
自分の成長に目を向ける
他人と比較するのではなく、過去の自分と現在の自分を比較し、自分の成長に目を向けることが重要です。
他人と比較した”相対的なもの”よりも、自分自身の比較という”絶対的なもの”を重視しましょう。
小さな成長や進歩も実感することで、「自分は前進している」と感じられるようになります。
まとめ
今回は【物事を上手く進めるために、自己効力感を高めよう!】というテーマでお届けしてまいりました。
今回の記事で一番お伝えしたいことは、”積み重ねることが大事”ということです。
「変化や成長を実感」を経ることで自信に変わっていきます。自己効力感が高まっていくのです。
短期的にでも、どれだけ小さいことでも良いので変化を感じられないと、モチベーションも上がらなくなり、途中で諦めて「また同じことを繰り返してしまった。自分は何をやってもダメなんだ!」と思ってしまうことになります。
結局自己効力感が上がらず、何も変えることができません。
もし自己効力感を高めたいのなら、成長を感じたいのなら、短期的に成長の実感を得られることを設定することが必要です。
今回取り上げた悩みを感じているのであれば、ぜひ”自己効力感を高めることを意識してみてください。
今回は以上になります。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
P.S.
「何をやってもダメだ」と感じる人は、個人的な意見ですが”出来ることの細分化が足りてないだけ”だと思っています。
例としてダイエットを決意し、毎日走ることを目標に掲げたとしましょう。
その時にいきなり「1日フルマラソン(42.195km)走るんだ!」なんて目標に掲げないですよね?それはいくらなんでも無茶だと思うでしょう。
仮にできなかったとしたら、「自分はダメな人間なんだ」と思うのですか?
いやいや、目標が高すぎるから挫折するんですよ!
せめて「1週間だけ数キロ走ってみる」に目標設定を変えることが必要です。
本記事中にも書きましたが、出来ることを積み重ねていかない限り、メンタルが不安定になり物事が上手くいきません。