仕事にせよ日常生活を送るにせよ、日々生きていく上で決断しなければいけない場面に遭遇することは多いでしょう。
朝何を食べるか?
何を着て仕事に向かうのか?
仕事終わりの予定は?
晩御飯はどうする?
など決めることから逃げて生活していくことは、ほぼ不可能と言っても良いくらい決断する場面は多いです。
そんな日々数多く迫られる決断、みなさんは即決しますか?それとも熟考してから決断しますか?
実は結果として、それほど違いがないことが言えるかもしれません。
その根拠となるのが「ファーストチェス理論」です。
これはチェスにおいて「5秒で考えた打ち手」と「30分で考えた打ち手」が86%の確率で同じ手になるという実証結果に基づいた理論です。
つまり仕事や我々の生活に当てはめると、「深く悩まず即決しても、結果はほとんど変わらない」という気付きが得られます。
世の中のほとんどの悩み事や決めなければいけないことは、実は直感に従った決断の方が判断エネルギーの節約にもなるし、時間を有効活用できるというわけです。
ただしファーストチェス理論から得られる教訓は他にもあります。それは「即決してはいけない14%がいかに大切か」「直感を信仰すると負ける」といったものです。
一体どういうことか?
先ほど86%の確率で同じ手になると紹介しましたが、これは逆を返すと「14%は時間をかけて熟考すれば結論・結果が変わる可能性がある」ということが言えます。
自分や子供の将来の人生設計をどうするか?
今の仕事を続けるか?
起業するのか?
会社の経営方針はどうするのか?その戦略は?
といった重要で長期的な影響を及ぼす決断は直感ではなく、慎重に判断することが大切になります。
例えば人生を左右しかねない決断を、”たった5秒”で決断する人がいたとしたら😅「いやいや、もうちょっと考えなよ!」とツッコミたくなりますよね?
中にはそんな重要な決断を即決できてしまい、結果も出している人もいるでしょう。しかし、それはその人が特別なだけです。
月並みな意見になりますが、「重要度によって即決と熟考を使い分ける」。
こういったことが重要です。
みなさんも普段の生活において
・即決すること
・熟考するべきこと
これらを使い分けて決断していってください。
今回は以上になります。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。